ここで4回の流産を目の当たりにし、今から思えば、私はこうしておけば良かったと思ったことを纏めておきます。

 

 

妻は3回にわたり、染色体異常による流産を経験しました。

 

これは高リン脂質交代症候群といった妻の体質によるものでしたが、不育症の専門医のところ伺わなければ、おそらく4回目以降も染色体異常で流産をしていたと思っています。

 

 

子供をもてなかったかもしれません。

 

 

私は、この経験で思うことが2つあります。

 

 

まず1つは、WEB上などでで妊娠について書かれているなかに、染色体異常の流産は単に運が悪く、次の機会を待てばよいように書かれているものがあります。

 

私は、この記載は、現代社会には合わないと思っています。

 

私たちの経験から言えば、 1回目の流産が染色体異常であれば不育症の可能性を疑い、2回目の流産が染色体異常であれば直ぐに不育症の専門医に診てもうべきだとした方が流産のリスクは回避されると思っています。

 

 

また、普通分娩と帝王切開といった異常分娩を主として行っている産婦人科では、不育症(もしかすると不妊症も)のアドバイスをもらえる可能性は低いと思います。

 

なぜなら、それらの病院で不育症といったリスクのある出産ができない可能性があるからです。

 

専門的な病院に別の意見を聞いた方が良いと思います。

 

 

余談になりますが、不育症の研究が進めば、染色体異常の流産は大幅に減少する可能性があるとも感じています。

 

 

 

もう1つは、安定期に入ったら普通に過ごしてよいとの内容のWEB上の記事を目にしますが、私は妊娠が分かった時点で、妊婦は完全安静にすべきだと思っています。

 

また、不育症と習慣性流産とを一緒にしている資料もありますが、全く別物です。

 

習慣性流産は、自然流産(完全流産及び不全流産)を繰り返し、安定期に入った22週目あたりまで流産をする可能性があります。

 

安定期が16週目から27週目あたりと言われていることを考えると、普通に過ごしていいと書くのは適当ではない気がします。

 

習慣性流産も、ある意味、体質です。

 

この体質の人が、今までと変わらない生活をすれば、流産のリスクが高まります。

 

絶対安静がお勧めです。

 

 

 

これは、あくまでも流産のリスクを考えた場合で、私個人の意見です。

 

家庭には、異なる事情が存在することは、重々承知しております。

 

 

 

結婚する年齢も、出産する年齢も、親の世代と比べ、大きく変化しました。

 

 

私達夫婦が様々なことを経験して思うのは、今までに言われてきた内容を鵜呑みにせず、自分達のことを分かったうえで出産を迎えて欲しいと願うばかりです。