「光の速さってすごいんですよ。ものすごいスピードで動いているんです。」と何の脈絡もなく、友達が言い始めました。

 

 

 

お酒を飲みながら話を聞いていたら、突然に。

 

 

 

『おい、おい、おい、どうした。』と心の中で思いながら冗談混じりに話にのってみました。

 

 

 

「あれっ⁈何か最近やってます?まさかドラッグとか?」と私。

 

「何もやってませんよ!」と彼。

 

 

 

 

「その話を聞いて思い出したのですが、昔、土門拳という写真家の本で、そんな感じの文書を読んだ記憶がありますよ。」と私。

 

 

そして続けて。

 

 

「仏像は静止しているのではなく、もの凄いスピードで動いているのだ。」

 

 

 

そしたら意外にも食いついてきました。

 

 

 

「五十川さん、土門拳を知っているのですか?いま仏像にハマっているんですよ。」と彼。

 

 

さらに続けて

 

「10センチくらいの仏像を買っちゃいました。」

 

 

 

『えーっ、そうなの?』

 

 

 

山形県酒田市に土門拳記念館の話や奈良の仏像の話など、私が知らないことをたくさん教えてくれました。

 

 

 

「類は友を呼ぶ」のかもしれません。