セカンドオピニオンとは言ったものの、尋ねるべき先にについては、まだ見つけ出せていませんでした。。

 

 

子供ができない不妊症であれば、不妊症の専門医に尋ねることができますが、妊娠をしていることから不妊症ではありません。

 

妻は妊娠はしていますので、神奈川県産科婦人科医会の先生に相談しても答えはなさそうな気がします。

 

 

そこで、ありとあらゆる知人に尋ねていきました。

 

 

或る意味、ダメもとのなかであたっていたところ、予想外にも知人の弁護士が相談にのってもらえる先があるというのです。

 

 

「昔、事件の弁護で、出産のことを詳しく教えてもらった先生がいる。その人なら間違いなく答えをくれると思うよ。」と。

 

 

そのお医者様は、東京にある医大の教授で、産科の専門医であり研究者でした。

 

私は、お願いが大学の研究者に到達するとは想像していませんでした。

 

 

 

『自分が相談したい話は、大学の研究者に、相談するような話なのか?!』

 

『ちょっとした話が大袈裟になってしまったような気もする・・・。』

 

『でも、遠慮なんかしていられない。』

 

 

 

私の行動が、大学で研究者まで到達したことに恐れを感じつつ、妻のことを考えれば、遠慮などしていられないので、弁護士にご紹介をお願いしました。

 

 

 

そして弁護士の先生は、我々のために会うための連絡をとってくださいました。

 

 

そして弁護士の先生から連絡が入り、次のことが告げられました。

 

「私は医者じゃないし、何の紹介状もないし、診察をするということはできないと思うよ。あくまでも一般論を聞く、本当にセカンドオピニオンということになるけど、それでいいよね。」

 

 

「それで、いいです。少しでも何かの打開策が見つかるだけでもありがたいので。」と私。

 

「わかった。それで話を進めるよ。」と弁護士先生。

 

 

 

そして、数日後、私は妻を連れ、その人に会いに行きました。

 

私達夫婦は、初めて「産科」について学ぶことになりました。