息子は自転車に乗れるようになりましたが、発達に凸凹がある子を自転車に乗せるのに何が大変なのかを書いておきます。

 

 

まず、私が息子にアドバイスができたのは、私の眼前で我が子が両足をペダルに乗せ数秒バランスをとったのを見れたからです。

 

『バランスはとれるが、自転車の動かし方が分からない。』

 

私は自転車が乗れますが、息子のようにペダルに足を乗せて静止はできません。

 

 

自転車でバランスがとれるということは、自転車に乗れることを意味しています。

 

 

今回、私が行うべきことは、息子がストライダーと補助輪付きの自転車で培った経験(頭の中の情報)を繋げてあげるということでした。

 

 

息子の中で、補助輪付の自転車にに乗ることは、普通の自転車に乗ることが一致しなかったのだろう私は思っています。

 

 

その一番の理由は、ペダルの重さだと思います。

 

補助輪がついているときの重さの体感と、それと補助輪を外したときの重さの体感が違いすぎて頭の中で繋がらないのだと思います。

 

或る意味、感覚が鋭敏といえるかもしれません。

 

 

決して筋力が不足ということではないので、どこに、どのように、どれくらいの力を入れたらよいのかが分からないのです。

 

 

だから「ぎゅー」と初動である一漕ぎ目に思いきり力をいれることを教え、そして直ぐにサドルに座ることでストライダーに乗っている感覚と繋げた感じです。

 

そして、続けざまに漕ぐことで補助輪付きの自転車と同じ作業だということを彼の頭のなかのイメージと繋げたというわけです。

 

 

コツをつかめれば、あとは補助輪がない分、地面におこる抵抗が少ないので、加速するのが楽しくなって乗れるようになったのだと思います。

 

 

できるようになるのに時間がかかりますが、その分、喜びもひとしおです。

 

子供の喜ぶ姿を見るのは、親としては掛け替えのない喜びです。