『親子のための就学トラブル相談保険』の開発中に、学校に相談できない親がいるので、その親の気持ちも考慮すべきという方がいました。
確かに、それも大切だと思います。
しかし、最近の私は、その意見に完全には賛同できません。
学校で起こるトラブルの70%は学校に相談すれば解決すると言われています。
過半数を超える70%が改善するならば、まずは親は学校に相談した方が良いと思います。
学校と話さなければ、学校の姿勢が分かりませんし、何より先生たちは人事異動されます。
私は子供が入学前にも行き、入学後も行きましたが、校長先生や教頭先生といった先生が変わると様相が変わります。これは私の実感です。
実は、先日も学校に相談しました。
それは、我が子が、同じ小学校の児童にからかわれている現場に私が遭遇したからです。
その児童は、我が子に声をかけて、我が子が近づくと逃げてあざ笑うということを繰り返しています。
私は、何をされたのか、その児童の名前を知っているのかを我が子に尋ねますが、我が子は一切口を開きません。
私は、考えた末、私が見たままを学校に伝えました。
学校側は、息子から息子をからかった児童の名前を聞き出し、息子が何故父親に児童の名を明かさなかったのか、その児童にも聞き取りをし、更には子供達を顔合わせをして、お互いの意思の疎通をしてくれました。
からかっていた児童のは、息子から嫌な思いをさせられたので、その仕返しをしたようです。
また、我が子は、恥ずかしくて父親には言えなかったそうです。
学校に相談したとしても解決に至らないかもしれませんし、動いてくれないかもしれません。
しかしながら、親として、学校の姿勢を知ること含めて、まずは相談することが大切だと今の私は考えています。