車のいない公園での自転車の運転に自信をもった我が子は、自転車で外に出かけたくて仕方がありません。
そこで自宅から700メートル程離れた理容室に散髪に行くときに、その道中を自転車で移動することにしました。
スタート時刻はAM8時10分、到着目標時刻はAM8時25分としました。
日曜日の朝なら人も車も比較的少ないはず!
自転車に乗れる子供なら5分程度の道のりです。
スタート前に交通ルールを確認!
歩道を走る際、信号を渡る際、そして大きな道に出る際といったルールや注意点を説明します。
そして説明を終え、ヘルメット被って、スタート!
付き添いの私は、足で走っての伴奏です。
住んでいるアパートの敷地内を順調にスタート、そして敷地外の歩道へ!
歩道は意外にも平坦ではありません。
上ったり下さったりと初めての歩道はバランスがとりにくいものです。
そんな中、犬を散歩させている人が歩いて近づいてきます。
車道には車が走っていますし、自転車が向かってきています。
相手との距離は十分にあるのに、全てが気になって仕方がありません。
道幅が広くなったり、狭くなったりと、彼の頭の中は混乱している状態なのでしょう。
ドンドン自転車に乗れなかった頃の姿に戻っていく息子に檄を飛ばします。
「あせらないよ!」
「勇気をだして!」
息子は困った顔をしながら、一生懸命、自転車を操ります。
そして、やっとのことで理容室に到着。
理容室には、我々より前に3人の方が既に椅子に座っていました。
「いま何時何分?」と息子。
「8時37分。」と私。
「むずかしかった~。」と息子。
「大冒険だったね。よくがんばった。」と私。そして続けて尋ねます。
「散髪した後はどうする?自転車に乗って帰る?」
「うん。」と息子の力強い一言。
『焦ることはないよ。少しづつ慣れていこう。』