「いじめ」は立証がむずかしいという話を前回に書きましたが、「いじめ」解決のゴール設定も難しいと考えます。

 

 

『いじめ解決のゴールを何処に設定するか?』

 

これは重要なことです。

 

このゴール設定によっては大変なことになるような気がします。

 

 

例えば、子供が現在通っている学校で安心して就学ができるようにすることをゴールとします。

 

 

まず「#不登校の子供がいる家族へのフォロー」の書いた話しが正しいとした場合、子供は素直に話そうとしないでしょう。

 

 

そして「いじめ」を受けていると子供が重い口を開いたとして、「#「いじめ」の立証」の話しに書きましたが、学校の先生が真摯に向き合わなければ、親が立証しなければなりません。

 

 

学校の中で親が犯人探しはできません。

 

 

証拠もなく、学校に調査の依頼すると学校側が態度を硬化する可能性もあり得ます。

 

 

仮に弁護士にお願いしたとしても、法令違反等の状況が前提になりますので、加害者が必要になるかもしれません。

 

 

加害者は,学校側か、「いじめ」た相手側のいずれかです。

 

初めから学校側を加害者に設定するのは難しいでしょう。

 

 

そうすると「いじめた相手側」になりますが、相手側がわからない場合もありますし、相手側が一人とは限りませんし、昨今の「いじめ」は黒幕がいることも少なくありません。

 

 

最悪、親子が孤立し、子供の居場所が失われる覚悟をしなければならないかもしれません。

 

 

出たこと勝負になりような気がします。

 

「いじめ」はなくなった、しかし、誰もが親子を腫れ物扱いするようになったという結果もあり得るかもしれません。

 

 

選択によっては、誰も幸せにならないということにもなりかねません。

 

ゴール設定は慎重にすべきだと思います。