一時保育で通う保育園のご配慮のおかげで少しづつ我が子は環境に慣れていきました。
息子が最初の頃に通った保育園の幾つかは、年長が遊んでいるところに年少の我が子が混ざりたいと希望しても、決して無下にはせず、受け入れてくれる大らかさがありました。
しかし、そんな大らかな保育園であっても、我が子を毎日8時30分までの登園させるには骨が折れました。
「今日は行くのやめる?」「今日は夜に何して遊ぼうか?」と子供の気持ちを確認しながら、また励ましながら保育園に通いました。
そうこうするうちに妻の入院日の前日になりました。
その頃、私たちは川の字で寝ていましたが、入院の前日、妻はいつも以上に我が子を甘えさせました。
私は、その光景を涙なしでは見られませんでした。
入院当日。
息子は、知ってか知らずか、保育園には行かないと言ってききませんでした。
それで、3人で病院に行き、コロナ禍なので入院患者以外は入れないことから、妻を我が子と共に見送りました。
その日は、保育園には連れて行かず、隣町に住む妻の両親に預かってもらいました。
これから暫く母親が家にいない日の始まりです。
息子には本当に苦労をかけています。