便秘症は外科の先生が担当します。

 

お腹を触り、エコーで中を見て、そしてレントゲンを撮ることになりました。

 

レントゲンは撮りたくありませんが覚悟を決めての実施です。

 

 

全てを終えて診察室に呼ばれると。

 

「お子さんは大腸の隅から隅までウンチが溜まっていますよ。」とお医者様。

 

 

 

そういって、大腸のカタチが白く映し出されたレントゲン写真を見せられました。

 

 

 

「肛門までの形を見ても出ずらそうな場所はないしなぁ?」とお医者様。さらに続けて。

 

「どうしてか分からないけど・・・ウンチを出したくないのかなぁ?我慢しちゃうんだろうね」とお医者様。

 

「君はウンチを出したくないのかい?」とお医者様が息子に話しかけます。

 

「そんなことはない。」と息子が返答。

 

 

そしてお医者様が、優しい笑顔で淡々と今後について説明をしてくれます。

 

「まず溜まっているウンチを全部出さなくちゃいけないけど、これだけ溜まっていると大腸が伸びきっていて元に戻らない場合があるんだよね。その場合は手術をして大腸を短くしなくちゃいけない。」

 

 

『だから便秘は外科なのか⁉︎』

 

 

その日は、妻も心配で同席しており、今まで単なる便秘症だと思っていたのが、大事になって動揺しています。

 

 

私は、一刻を争うことと事態を捉え、お医者様に本日中に大腸からウンチを全部取り出してくれるようにお願いし、取りあえず息子のお腹のなかを空にしてもらいました。

 

 

全てを排出するのに1時間以上かかりました。

 

 

全てを出し切った後、私が尋ねます。

 

「今後どうしたら治りますか?伸びきった大腸は元に戻りますか?」。

 

 

「伸びきった大腸がどうなるかは分からない。兎も角、まずはウンチを溜めないことだね。そして、2か月に1回くらいは大腸の経過をみたみよう。治らないようだったら早めに切って短くしなきゃならないよ。」とお医者様は言われ、4種類ほどの薬を処方してくれました。

 

 

『2歳で手術なんてトンデモない!』

 

 

『なんとかしなければ!』

 

 

妻の手術前に息子の便秘症との本格的な戦いが始まりました。