私は金融庁を訪問した後、即日、少額短期保険を管轄している財務局に伺い、少額短期保険会社の設立作業にとりかかります。
保険会社を作るうえで、重要になるポイントは、財務、株主、業務態勢、そして、保険商品の4つ。
私は、まず取りかかった作業は、保険商品の開発。
保険商品の開発は、私を最も悩ませ、私の時間を最も占有することになりました。
それまでの私は、保険というものは保険会社が作っている保険商品を踏襲する程度で良いと思っていました。
しかし、現実は厳しいものでした。
商品開発としての制限が多く、生保や損保の統計データを受けられない中で、保険商品を開発することは、生保や損保の領域外にでることを意味しています。
現在、世に存在している統計にて保険商品を開発しなければならないのです。
皆さんは日本の社会保険に関する統計をご存じでしょうか。
例えば、一般病床における平均自己負担額は約4,813円(平成22年度社会診療行為別調査)であり、一般病床の平均在院日数は18.5日(平成20年患者調査)となっています。
極端な話をすれば、89,041円を支払える準備ができていれば、我が国においては、入院の備えは最低限できていると言えるかもしれません。
別の言い方をすれば、1日の入院日額5,000円で、しかも、1入院について30日分まで網羅している保険に加入すれば、我が国においては、統計上、最低限の保障は準備できていることになります。
私が手伝っていた共済会の医療保険は、1日の入院日額は15,000円の商品で、1入院については120日分まで網羅している商品でした。
つまり、日本人が医療機関に平均で支払う金額を遥かに上回る保障を提供していることになります。
このような場合、お客様にとっては安くて大きな保障として喜ばれますが、保険商品を開発するうえでは許されません。
統計とは大きく乖離した保障の開発はできません。
この問題は、私を1年以上悩ませ続け、最終的には、私が手伝っていた共済会の保険契約を新たに設立した少額短期保険に移行することができず、私は保険契約を1件から集めていかなければならなくなりました。
では、なぜ、既存の保険会社が1日5,000円~20,000円の商品を取扱っているのかと言えば、数十年も昔から存在しているからである昔の統計で保険商品を開発し、それを今日まで販売しているからです。
「それは保険会社の話し、少額短期保険は違う。」
この言葉は、私が何度も商品開発時にいわれた言葉です。
この経験は、私がそれまで培っていた保険の概念を根本的に改めさせられる大事件でした。
保険会社を作るうえで、重要になるポイントは、財務、株主、業務態勢、そして、保険商品の4つ。
私は、まず取りかかった作業は、保険商品の開発。
保険商品の開発は、私を最も悩ませ、私の時間を最も占有することになりました。
それまでの私は、保険というものは保険会社が作っている保険商品を踏襲する程度で良いと思っていました。
しかし、現実は厳しいものでした。
商品開発としての制限が多く、生保や損保の統計データを受けられない中で、保険商品を開発することは、生保や損保の領域外にでることを意味しています。
現在、世に存在している統計にて保険商品を開発しなければならないのです。
皆さんは日本の社会保険に関する統計をご存じでしょうか。
例えば、一般病床における平均自己負担額は約4,813円(平成22年度社会診療行為別調査)であり、一般病床の平均在院日数は18.5日(平成20年患者調査)となっています。
極端な話をすれば、89,041円を支払える準備ができていれば、我が国においては、入院の備えは最低限できていると言えるかもしれません。
別の言い方をすれば、1日の入院日額5,000円で、しかも、1入院について30日分まで網羅している保険に加入すれば、我が国においては、統計上、最低限の保障は準備できていることになります。
私が手伝っていた共済会の医療保険は、1日の入院日額は15,000円の商品で、1入院については120日分まで網羅している商品でした。
つまり、日本人が医療機関に平均で支払う金額を遥かに上回る保障を提供していることになります。
このような場合、お客様にとっては安くて大きな保障として喜ばれますが、保険商品を開発するうえでは許されません。
統計とは大きく乖離した保障の開発はできません。
この問題は、私を1年以上悩ませ続け、最終的には、私が手伝っていた共済会の保険契約を新たに設立した少額短期保険に移行することができず、私は保険契約を1件から集めていかなければならなくなりました。
では、なぜ、既存の保険会社が1日5,000円~20,000円の商品を取扱っているのかと言えば、数十年も昔から存在しているからである昔の統計で保険商品を開発し、それを今日まで販売しているからです。
「それは保険会社の話し、少額短期保険は違う。」
この言葉は、私が何度も商品開発時にいわれた言葉です。
この経験は、私がそれまで培っていた保険の概念を根本的に改めさせられる大事件でした。