さーちゃんが亡くなって数ヶ月が過ぎて、私は休業していた仕事を再開した。

夜に仕事をしている時、YouTubeで音楽をよく聞いていた。

おすすめに流れてきて何気無く聞いた
はいだしょうこさんが歌う

【いのちの歌】

生きて行くことの意味

問いかけるそのたびに

胸をよぎる 愛しい人々の温かさ

この星の片隅で

めぐり会えた奇跡は

どんな宝石よりも大切な宝物

泣きたい日もある

絶望に嘆く日も

そんな時そばにいて

寄り添うあなたの影

2人で歌えば懐かしくよみがえる

ふるさとの夕焼けの優しいあの温もり

本当に大事なものは隠れて見えない

ささやかすぎる日々の中に


かけがえない喜びがある

いつかは誰でも

この星にさよならをする時が来るけれど

命は継がれてゆく

生まれてきたこと

育ててもらえたこと

出会ったこと

笑ったこと

その全てにありがとう

この命にありがとう


曲も歌詞も私の心に深く残った。

悲しいけど温かい気持ちになった。

夜中に一人で涙をポロポロ流しながら、何度も何度も繰り返し聞いていた。

作詞は竹内まりやさん

きっと家族を亡くされた方は、この曲に深い想いを抱くのではないだろうか。

さーちゃんが私の娘として産まれてきてくれて出会えた事。

この星にさよならをしてしまったけど、ボクに命が継がれていく。

人の一生の長さは違っても、誰にでも共通する生涯を歌っていると思う。

思っている事を歌詞に出来るって素晴らしい。