・6時
少し苦しそう。
酸素3.0ℓ酸素飽和度96 脈拍124
👩「お煎餅食べたい🍘」
お煎餅を4枚食べる
「昨日の夜、全然食べてないからお腹が空いた。」
・6時15分
「悲しいよ・・・一人でトイレに行きたい」
・7時50分
酸素3.0ℓ酸素飽和度95 脈拍125
酸素3.5ℓ酸素飽和度98 脈拍121
「ベットに横になりたい」
「足にホットタオルしたい」
浮腫んだ足が少しでも楽になるなら・・・ホットタオルをする。
・9時30分
訪問看護師Kさん
酸素3.5ℓ酸素飽和度90
酸素4.0ℓ酸素飽和度95 脈拍127
Kさんがタオルを取りにキッチンにいらした。
大きなボールに入っている餃子の具を見て驚かれた。
👩⚕️「お母さん、こんなに大きなボールあるんですね。初めて見ました。
物凄い量を作るんですね〜😵」
と目を丸くされていらした。
「いくつ作るんですか?」
🙍♀️「今日は300個分です。
さーちゃんのリクエストなので、餃子とピザを作ります。」
👩⚕️「さーちゃんが食べたい物を食べさせてあげてくださいね」
Kさんがパット交換している時に娘が聞いていた。
👩「Kさん・・・治りますか?」
👩⚕️「さーちゃん、去年も酸素療法して良くなったでしょう。
でも、今は辛いねー」
Kさんは言葉に詰まりながら、明確な返事はせずに娘の世話をしていた。
・10時40分
呼吸苦→レスキュー
・12時30分
酸素4.0ℓ酸素飽和度95 脈拍124
さーちゃんの楽しみにしていた🍓イチゴ狩りの日だったけど、体力的に無理だったから家族で食事会をした。
家族全員が揃う事が滅多にないので、集合写真を撮る予定だったけど、娘は怠さがあって撮影を嫌がった。
さーちゃんは餃子🥟を5個
ピザ🍕をひと切食べた。
食後のデザートに、さーちゃんからのプレゼント🍓を食べた。
弟妹達が代わる代わるに
「お姉ちゃん、🍓イチゴご馳走様でした。」とお礼を言うと、嬉しそうに頷いていた。
癌が分かってから、通院やボクの子守り、引越しや部屋の片付けなど助けてくれた弟妹達に対するさーちゃんの感謝の気持ちだった。
・13時50分
酸素4.0ℓ酸素飽和度97 脈拍125
👩「暑くなると頭がモア〜として眠れない」
・15時
立ち上がる事が辛い。
酸素4.0ℓ酸素飽和度96 脈拍139
・15時30分
酸素4.0ℓ酸素飽和度92 脈拍130
酸素を上げる
酸素4.5ℓ酸素飽和度97 脈拍128
呼吸苦→レスキュー
酸素4.5ℓ酸素飽和度99 脈拍128
酸素4.0ℓ酸素飽和度96 脈拍126
・15時45分
酸素4.0ℓ酸素飽和度88 脈拍130
酸素4.5ℓ酸素飽和度90
呼吸苦→レスキュー
酸素を上げても酸素飽和度が改善しない。
訪問看護師Tさんに電話する。
酸素5.0ℓ(MAX)まで上げて良いと在宅医ク(リニックの医師から許可が出ているから、と言われた。
酸素5.0ℓ酸素飽和度95 脈拍132
・16時
酸素5.0ℓ酸素飽和度98 脈拍133
・16時25分
酸素5.0ℓ酸素飽和度97 脈拍126
・16時50分
ベットに腰掛けテーブルにうつ伏せる。
酸素をMAXの5.0ℓに上げて、何とか酸素飽和度を保っている娘。
昼間はぐったりしていたが少しずつ元気になって来た。
自分の力で身体を起こしている事が出来ていた。
少し笑顔になってきたので、写真を撮る気になったか?聞いてみたら、OKだった。
着替える体力は無かったので、パジャマの上からワンピースを被った。
次男が仕事に行って不在だったけど、ベットに腰掛ける娘の周りに皆んなが集まって家族写真を撮った。
ケイ君とさーちゃんとボクの3人の動画や写真もたくさん写した。
この日の昼食が、家族全員揃って食べた最後の食事になった。