PNET | 大切な時間

大切な時間

末っ子ハヤの闘病や家族のことを綴っています。

2010年10月15日


病理組織検査の結果が判明した。


『原始神経外胚葉性腫瘍(PNET)』

名前をきいただけではわからないあせる


先生の説明だと、非常に悪性度が高く、予後が不良(増殖能が高い、再発率が高い)。

腫瘍が胸椎、馬尾(脊髄から出て下肢、肛門周囲、内臓に分布する神経)に浸潤している。

そして腫瘍は多くが残存している状態だった。


その4日後、MRI検査にてハヤの頭部にも腫瘍がみつかった。


2~3日前から変化はあった。

最初は左目だけ半開き状態で眠っていたが、そのうち顔の左側だけ顔面麻痺が現れた。

『あれっ?』と思ってからあっという間だった。


なんとなく予想はついていた。

だけどそんなに沢山あるなんて思わなかったから、MRI画像をみながら吐きそうだった。


『脳神経』に腫瘍が発生、以下に影響が出る。

○視力

○眼球運動

○顔面神経

○三又神経

○聴神経


最初の診断は『神経線維腫症Ⅱ型(NF-Ⅱ)』

遺伝子異常、腫瘍が多発する。

位置的に手術は難しいとのことだった。


もう絶望的だった。



それから今後の治療について

○化学療法(抗がん剤とよばれるもの)

○放射線治療

通常、放射線治療は3歳以下には(後遺症が残るため)行わないが、救命のため行うこともあるという説明だった。



うちのじいじが8年前に前立腺がんになり、抗がん剤の治療をした。

すごく辛そうだった。髪の毛がワサワサ抜けるのも見てきた。

だけど、がんは今もじいじを苦しめている。


だからハヤに同じ思いをさせるのは嫌だった。


「化学療法をしなければ、どの位生きるのですか?」

バカな質問だ。

だけど、親としてこんな治療をさせるのは耐えられなかった。


「数か月かな・・・」

それもまた耐えられない。


「今までこの病院で化学療法をしない選択をした人はいません」

先生はそう言った。


考えてみたら他に助かる道はない。

化学療法を選んでも生きる確率は少ない。

もしかしたら苦しんで苦しんで死んでいくのかもしれない・・・。


ハヤはまだこんなに小さいのに。

私、こんな思いさせるためにハヤを産んだわけじゃないのに・・・。



すごく辛かったけれど、ハヤの未来を信じて抗がん剤治療に進んだ。