私は夏生まれ。 この夏またひとつ歳を取りました。
それがもうこの歳までくると、嬉しいも嬉しくないもなく、
嬉しいことといえば「幾つになっても」と思えることがある時でしょうか。
7月に歯科医院で歯茎の歯周ポケットの検査をしてもらいました。(深いほど良くない)
歯茎には殆ど針が入らずオール最高の0.5。
「(この年齢にして?)ありえないほど歯茎の状態が良い!」と先生に驚かれました。
幾つになっても「肉」が変わらない。 これ、かなり嬉しかったです(笑)
また、7月には大好きな友人2人が福岡から泊まりで遊びに来てくれました。
(友人・國松氏と絵理子さん)
深夜までお酒を飲みながらお喋りし、翌日に中央区にある築地本願寺に行きました。
そこでは3人とも自然とバラバラになったり一緒になったりしながら、なんと4時間近く寺で遊んでいました。
築地本願寺
(古代インド様式をモチーフとしたこの建物は、伊東忠太さんによる設計。当時の宗教施設としては大理石彫刻がふんだんに用いられ、そのスタイルは現在においても斬新かつ荘厳。)
これも、幾つになっても夢中になって遊べるのは嬉しい。
同じように夢中になれる友がいるのも幸せです。
着ているワンピースは、國松氏と絵理子さん(U,N,O,)がデザインし、誕生日にプレゼントしてくれたもの。
とてもお気に入り。プレゼントされた次の日に着て一緒に出掛けられて嬉しかった。
(U,N,O,サイト http://uniqueneworiginal.wixsite.com/unoweb )
前日も U,N,O, のかんざしをつけてました♪
そして今年の夏は、いつにも増して絵を描きました。
子供たちも大きくなり夏休みでもバイトや遊びばかりで昼食の心配をしなくていいなど、気持ちに余裕ができたからかな。
幾つになってもずっと好きなことがあるのは辛い時もあるんだけど、嬉しいことの方が多い。
描くのは油絵ばかりだったのを、油絵の具では表現できないと思うものがあり、
この夏は新しい絵の具(アキーラ)に馴染もうと奮闘していたのですが、なかなか馴染めませんでした。
苛々するし疲れるし、でも絵は描きたいしで、油絵の具を使いたくてたまらなくなりましたが、
ここで油絵の具に戻ってはいけない!と堪え
気分転換に、これまた苦手で挫折したパステルで半ばヤケクソで描いたり、
油性ペンで好きなものを色々描いていたら、
「私はパステルは扱えない」、絵を描く時には「細かい作業が苦手・嫌い・出来ない」と思っていたのに、
今やってみるとそうでもなく楽しくて楽しくて。
使い慣れていない画材で苦戦したことで、
今まで油絵の具を使っている時にも筆使いがかなり雑だったことにも気がつきました。
油絵では表現出来ないと思っていたものも、ただの技術不足と無知なだけでした。
その点を踏まえ、やっと油絵の具に戻ることができ、今は少し大きめの油絵をのびのびと、でも丁寧に描いています。
これも、幾つになっても学びたいことがあり、
こうだと思い込んでいた自分とは違う新しい自分を知れたのは嬉しいことでした。
そんなこんなで今年の夏は終わりました。
あ、あともうひとつ。
さっきのパステルで描いた絵は、埼玉県の飯能市にある野良猫の保護施設から猫をもらいに行く途中の景色です。
8月の中旬に猫が一匹増えたのです。(次女が嫁ぐ時に持っていくという条件で飼うことに)
まだ赤ちゃん猫なんでね~、
家にいる間はずっと後追いされるし、細い歯でカミカミされて痛いし、
料理してれば体によじ登ってくるし、筆や鉛筆を動かしていればじゃれてきてしつこいし・・・本当にうざいのです。
この夏には「子供達も猫達も楽になってきたのに幾つまでこんなことしてなきゃならないんだ!」も思いました。
でもね、
この顔を見ると許せてしまうのです。
秋。
この子が生まれて初めて見るであろう、鈴虫を見せてあげよっと。