明治安田J3第14節最終日(19日・Axisバードスタジアムほか=2試合)ガイナーレ鳥取は0-3で相模原に大敗した。通算4勝5分け5敗で14位に順位を下げた。次節は6月2日午後2時からミクニワールドスタジアム北九州で北九州と対戦する。

 

 沼津は八戸と0-0で引き分け、勝ち点22で3位。相模原は勝ち点22とし、得失点差で4位に浮上した。

 

 ▼相模原3-0鳥取

 

 【評】ガイナーレは主導権を握られ続けた。風下に立った前半からCK6本を与えるなど押し込まれる場面が目立った。17分に富樫が持ち上がり、右サイドでスルーパスを受けた東出のシュートは相手GKが阻止。35分に先制を許した。

 

 後半12分に左CKからのこぼれ球を決められ、21分にはカウンターから3点目を失った。前線に新加入の宮田と木下を投入して攻勢を強めたが、統率の取れた相手守備を最後まで崩せなかった。

痛恨の3戦連続3失点

 猛暑が予想されながら肌寒い曇天で行われた試合で、天候を象徴するような惨敗を喫したガイナーレ。3戦連続3失点という結果に林監督は「サポーターに申し訳ない」とうつむき、「改善して次に向かいたい」と沈痛な表情だった。

 

 組織的なプレスや守備ブロックが中途半端となり、ボールを握られる時間が続いた。前線にパスを再三供給した左SBの温井は「相手ウイングバックへの対応が明確でなかった」と前後の連動性を欠いた点を敗因に挙げた。個々の判断の遅れから相手に押し込まれる場面が目立ったほか、立ち位置や攻撃の起点となるプレーの意識共有など課題は山積みだ。

 

 攻撃の活性化を狙い加入したばかりのFW宮田と木下が後半途中から初めてピッチに立った。指揮官は「難しい状況だったがチャンスをつくってくれた」と期待を寄せる。シュート1本の宮田は周囲との連係を課題に挙げつつ「どんな状況でも点を取りたい」と新天地で飛躍を誓った。(盛山友歌)

 

 

 

 

 

【僕の視点】―――――――――――――――――――――

今回は、敵の相模が強かった。まるで神がかりだよ。最初の1点はともかく、2点目は滑り込みのフォームで左足が蹴り入れた。3点目はゴールポストの上に当たって、上に逃げたボールをすかさず、ヘディングシュート。その間GKは上に飛び跳ねたまま対処出来ずだもの。

それに比較して鳥取は、シュート数は同じ数だけ重ねても、皆GKの前に吸い付いていく感じなんだもの。GKの正面に蹴り入れても得点になるわけないじゃない。シュートの時に方向転換するなんて、マンガのようなワケにはいかないのね。