△ 高校時代からの友人からイラストをいただきました~☆ (まだあるので後でHPで公開)
彼は美少女系イラストに関してはもうプロフェッショナルな腕前で、一部作品はコミケにも出品したらしいですな。吹奏楽部で高校時代を共に過ごし、大学行ってからもジャズでトロンボーンに従事するガンバリ屋さんなんですが、イラストのほうも手を抜く事なく描きつづけてくれていてなによりです。(´▽`〃)それ以上に、また腕を上げたな、と率直に思いました。素敵なクリスマスプレゼントになりましたよん。
んで、これは何のキャラかって話ですな。えー、恥ずかしながら、オレHPがで公開している自作小説のキャラです。小説といいつつもまだ未完成で、それもかれこれ9ヶ月放置しています。これには深いわけがあったりなかったり。(^_^;)
いま思えば、オレがいちばん燃えてたのが、彼を含めた吹奏楽部のメンツと過ごしてた高校時代です。そのひとつが進学校という名目上、受験に目標が定まっていたことなんですがね。しかし裏では、男子高の性(さが)という特質上、婉曲的に申しますと「燃え」だけでなく「萌え」の文化も発達していたんですな。アキバのメイドカフェブームの先取りってわけです。
でね、オレは本当はもともと硬派な人間だったんですよ。例えば「ときメモ」なんかにうつつを抜かすヤツは、ただのキモオタだ、なんて言い切ってしまう人間だったんです。でも男子高の世界では、朱に交わらんとやっていけないわけなんですな。他人と話題が合わないツラさったらないでしょ。とりわけオレを取り巻く環境では、「萌え」文化が花開くのが早く、そっち方面の話題が多くて当時のオレはついていけなかったんですな。んで思い起こせばそう、イラストをくれた彼から「ONE ~輝く季節へ~」っていうゲームを借りたのがきっかけでしたな。
言っちゃいましょう、美少女系恋愛サウンドノベライズです。
んでね、最初はバカにしてたんですよ。2次元の美化された女の子たちと、絵に描いたようなモテ男の主人公で構成された、ただの妄想恋愛ストーリーだって。こんなの、現実を見ない引きこもりのやるゲームだって。でもね、一通りやってみたときに、違う感想が生まれたんですよ。
「わからない」。
そう。ゲームをプレイしてはじめてわかったことは、ストーリーが一筋縄ではわからないということなんですな。物語が深まれば深まるほど、ただの恋愛ノロケ物語じゃなくて、超現実的な概念も含めた奥深いストーリーに深化していくんです。そのときからオレの美少女恋愛SLGに対する見方は、ただのキモオタ向け妄想ゲームから、「音楽とイラストとストーリーが織り成す、ひとつの世界の映し方」へと高められたんですな。もうまさに芸術ですよ。ある種の欲望を満たす下劣な媒体なんかじゃなくて、いわば音のある紙芝居。革新的な芸術との出会いでした。
それからいくつかソレ系のゲームを借りたりしてプレイする中で、いちばん印象に残ったのがKeyという会社の「AIR」というゲーム。名作として名高いゲームなんだけど、AIRが織り成す世界はいま思い出しても鳥肌が立ちます。夏を舞台としたストーリーなんだけど、まず背景が物凄く綺麗。本当に画面の向こうに吸い込まれそうなリアリティと、そこに根付く確かな生活感があるんですよ。それから音楽。折戸さんという、その筋の人間には有名な作曲家さんがいるんだけど、その人が作った曲の数々。中でもピアノで奏でられる「夏影」という曲は、レトリックに言えば、あの世界に色では表せない色を着けたとでもいうべきとても印象的な曲です。いまでも耳が鮮明に記憶してますな。そしてなによりもストーリー。美少女SLGならではのアホっぽさを随所に出しながら、その世界全体がもつ超現実性は並々ならぬ重さを持っているんですな。最後に向かって徐々に比重を高めていくその超現実性が、非常に心をひきつける魅力を持っているんですよ。
その3つのファクターの表現がすべて綺麗に合わさって作り出されたAIRの世界が目の前に現れたとき、本当に自分がその世界の住人であるかのような錯覚さえ感じました。
そのとき、自分の中にひとつの可能性が見えてしまったわけです。
「悔しい」と。
どうして、こんな一見単純な美少女恋愛ストーリーなのに、どうしてこんなにも感動させられてしまうのだろうか、と。そして、自分にもこんな世界を描くことができるだろうか、と。そしてその思いはすぐに、自分もそんな世界を描いてみたい、という意欲につながったんですな。思い立ったのは高2の頃だったかなぁ。AIRに負けないストーリーを作りたくて、プロット作って、ちょこっと書きはじめてみたんですよ。最初は誰にも見せないで、全部書き上げたら誰かに見てもらおうかなぁって思ってたんです。でも、やっぱり誰かに見てもらいたくて、HPを作ったのもそれがきっかけでしたな。
ストーリーも、最初は練習程度で、10話ぐらいで軽いものを作ってみようって思ってたんです。でも書いてるうちに、もっともっと深いものを書きたいって思うようになって、プロットもどんどん深化して、10話を軽く超えてしまったんですな。しかも文章表現にもこだわりが出てきて、書き上げるのに何度も推敲するようになったんですな。んでいま18話ぐらいまで書いたのかなぁ。まだ途中なんで、正直、自分でも覚えてないんですな。(笑
でも、気付いたらこだわりすぎがかえって重荷になってて、ストーリーを進めることにプレッシャーすら感じるようになってしまったんですよ。いろいろ考えすぎて逆に書けなくなってしまうというのかなぁ。なんだか理想とするストーリーが高すぎて、自分の表現力がそれに追いついていないという感じで、自分の作品なのに書くことに躊躇いを感じてしまうのですな。
そして、高校卒業後の現実との葛藤。大学に入ってから法学をはじめ、政治やら世界情勢やらそれこそ「現実」に学ばなければいけないことが山ほど増えてしまったんですな。そんなときに、こんな妄想ストーリー作成にうつつを抜かしている場合ではないのではないかと、日々そんなプレッシャーを感じるようになってしまったんですよ。時間はあるのに、執筆に向き合おうとする姿勢がなくなってしまった。そのうちに、ただ本当に時間だけが経過してしまった、というのがいまの状態なんですな。
そんなわけで、いま停滞している自作小説なんですけど、彼からイラストをもらったことで、少しモチベーションを取り戻しつつあります。ホントはこんなことを書いて、このブログの読者の皆さんからオレがオタク属性だと思われるのも少々懸念しているんですけど、まぁそれも事実だから仕方ないでしょう。(^_^;)
小説を仕上げたいと思う気持ちはいまも変わってないので、大学卒業までの課題です。てか、オレの中での卒業論文です。(笑
小説を読んでくれてる読者の皆様は、次の更新まで今しばらくお待ちくだされ。m(_ _)m