■麻布サロン女子会、日野社長講演からの。
今年の4月のことになりますが、
第6回麻布サロン女子会ゲストに、
ハー・ストーリィの日野佳恵子社長が来てくださいました。
この日の夜の飲み会でのふとした会話から、
日野社長の創業地である広島と、
ご出身の島根にある有福温泉への女子会旅が、
このたび実現いたしました。
このときの講演をサマリーできていなかったので、
ここで備忘録。
日野佳恵子社長は、
昭和36年島根県生まれ。
ハー・ストーリィは1990年広島にて創業。
現在22期。
トヨタに女性視点マーケティングをもたらし、
2007年売上げ7億時、4割がトヨタ。
上場を目指していた。
売上げの配分リスクヘッジを忠言され自覚していたものの、
リーマンショックでトヨタからの受注が激変。
2008年には3億5000万、従業員30人に。
その後東京で5年立て直しをはかり、現在成長曲線に乗る。
なぜ創業したか志と原点。
ハー・ストーリィは女性の人生をウォッチするマーケティング会社。
島根出身、医者家系に生まれる。
高校3年間は岡山の女子高寮で寮長をつとめる。
女子寮生活に今のルーツもあり。
武蔵野音大へ進み18歳の時、大手術。
99%子供が生まれないと言った医者は、「男のように稼げ」と。
そして結婚相手には子供ができないことを事前説明せよ。
音大を中退し広島でYAMAHAの先生やラジオのパーソナリティ。
その後タウン誌の編集長をしながら結婚。
26歳の時、奇跡的に子供を授かる。
現在23歳の娘。
子供ができて会社をはじめた。
生まれたばかりでの起業。
期せずして母となり、
消費者目線を持つことに。
赤ちゃんをお風呂に入れた後、
裸のまま和室に走りタオルに赤ちゃんを寝かせてからまたバスルームに戻って着替える。
赤ちゃんを置く場所がない。
どうして?
主婦の声を企業に届けることを使命に主婦ネットワークを。
300人からなにもしないのに1年で1000人。
インターネット活用で現在10万人の全国主婦会員。
感じることを実行するために説得する仕事。
女性は子宮で感じる、考える。
男性にはない生命を産み育てるからの感性。
30代女性は男性と比較し貯蓄3倍。
50代美魔女世代元気。
日本では30代年収が10年で200万ダウン。
富裕層か低所得者の時代。
資本主義経済衰退期の消費や幸せ感。
男性誌は女性誌の3分の1で、
PC、ゴルフ、クルマ、数字、比較検討モノ中心。
対し女性誌は、
ライフスタイル統合、ヒト中心。
スターバックスは、コーヒーではなく空間を売る。
圧倒的に顧客女性。
女性は子宮で感じる。
環境、未来の子供を考えるから、
好きな色は子供の色。
消費は元来狩猟。
獲物をつかむ。
20代男性の女子化草食男子は、
成熟衰退期の日本における当然の出現。
この経済、環境だからこその女性の時代。
会社活動のヒント。
①ネタ(強い特長、話題性)
ユニクロ商品はたくさんあるけれどCMは1アイテム。
②ヒト(賑わい)
サロン、FB、ブログ、コミュニティ、女子会
ハー・ストーリィは広島に主婦が集まるカフェを持つ。
麻布十番にも喃喃というサロンを持つ。
③伝わる工夫
会社が小さいときからキャッチフレーズがある。
ロゴマークとシンボルカラーを多用。
シンボルは変えずロゴは時代に合わせて少しずつ換わる。
視覚75%、徹底して使う。
④仕組み
イベントは四季、クリスマス女性が好き。
最後に。
「儲ける」はいい言葉。
人・言・者の組合せ。
「嬉しい」はいい言葉。
女・喜ぶの組合せ。
以上。
女性は強いのだ!