■ジャパネットたかた高田明社長講演。
企業家ネットワーク徳永さんからお声をかけていただき、
ジャパネットたかたの高田明社長の講演へ。
備忘録です。
高田社長は現在63歳。
実家のいわゆる町のカメラ屋は頑張って1億。
ラジオ通販に出演し一気に10億売上げ、
長崎でいけるなら東京でも、と全国へ。
ラジオでいけるならテレビで、
テレビの次は、折込、
そしてインターネットと、
大胆な販売戦略を打ってきた。
上場しないのは、企業理念の追及を自分のペースでやりたいから。
「人は人のために生きてこそ人。」
ジャパネット主力商品のテレビは昨対50%、
1年で価格は3分の1に。
テレビからの転換を行わなくてはならない。
市場の作り方はたとえばこんな風。
パナソニックのdoltzは100万本のヒット。
20代30代のOLターゲットとするならここで頭打ち。
60代70代のニーズを作れば200万本売れる。
化粧品を男性に売る。
イーモバイルをお年寄りに売る。
マーケットは作るもの。
陶器の町ではいい職人がいるがいい商人がいない。
これは現在の日本と一緒。
日本は伝える力が弱い。
原発の現在の状態について私たちは、
100回以上テレビで説明されるのを見ているのに、
説明できない。
伝える力が弱いから。
テレビでは、
声でしゃべり、目でしゃべり、指でしゃべり、
すべてを使って伝える。
眠っている商品を発掘し売っていく。
家電にとどまらず日本酒、iMeve(電気自動車)にトライしてみたら売れた。
これからはソーシャルメディアの拡散力。
通販MCは、
台本を作らない、
ありのままを自分の言葉で伝える、
妥協しない、
他責にしない、
徹底して考える。
夢は変化しながら持ち続ける。
20代の夢、50代の夢、100歳の夢。
2000億から1530億へ減収減益。
売上は気にしない。
東北に嫁いだお嫁さんが、
カラオケを買って家族と仲良くなれた。
鹿児島の家族がNIKONを買って、
病気の息子がカメラをはじめた。
カメラと出会ってガンと闘う勇気を得た。
ものから得られる感動を売る。
追いかけるもの使命がある。
伝えることに妥協しない。