■日本の成長戦略×3Kの会。
国会議員、官僚、経営者をそれぞれ30名集めて、
3Kの会。
オイシックスの高島宏平社長と、
民主党のタムケンこと田村謙治議員の呼びかけで。
場所はアイスタイルさんオフィスの会議室。
乃木坂の「寿光ビル」には、
この日参加した須田さんのエニグモさんも入っていて、
上り調子の会社が集まるのか、
縁起のいい場所なのか、
そんな噂のビルにも潜入機会を得ました。
相当役者不足であることを認識しながら、
勉強のためと参加。
まず民主党近藤洋介議員の基調講演があり、
その後はグループディスカッション。
あとは備忘録的に。
経営者枠で参加されたM社長の話。
日本の成長戦略を買収ファンドに例えると、
買収される側企業の売上は、そうは上がらないため、
コストを徹底的にさげるほかない。
現在の日本のGDPも、おそらくどんな成長戦略をもってしても、
そうは上がらないことが明白。
おしなべて各分野に政府がお金をばらまくのではなく、
たとえばIT、バイオと決めて張っていく。
すなわち選択と集中が必要。
そしてもはや、
ソニーもパナソニックも、
世界的にはグローバル企業とはみなされないローカル企業。
対してサムスンはグローバル企業として認識されている。
内需の低下が明白なら、
グローバル化。
日本のグローバリゼーションは、
教育現場から全員が英語を話せるようになるまで押し上げるより、
5%や10%に集中して留学費用を国が投下するほうが効率的。
グローバルとはいえ、
自ら海外進出をしない、あるいはできない人や企業が多い。
などなど。
最後に蓮舫議員のスピーチ。
幸せのサイズをどう定義するか。
危機感は本当にリスクに変わらないと「感」のまま薄甘い。
昨年の計画停電を経験していない東電管内の危機感と、
実は経験していない関電や九電管内では大きく異なる。
日本の年金や医療制度の破綻、
失業率の増加なども、本当のクライシスに変わらない限り、
国民にとっては薄甘い「感」のまま。
成長率は1%を切り、
名目3%を目指す成長戦略が、
大企業の終身雇用を守り、
右肩上がりで昇給する仕組みを長らえるだけの戦略なら、
破綻先延ばしに過ぎないのではないか。
これからの私たちの幸せのサイズは果たして。
というわけで、
最後にタムケン議員と高島社長と、
一緒に参加した時田由美子社長と。