■「沈まぬ太陽」へ。
山崎豊子ファンとしては、
「沈まぬ太陽」も繰り返し読み、
映画化となれば足を運ばずにはいられませんでした。
日航機墜落事故が起きたとき、
確か私は小学6年生。
夜中に大変なことが起きたことだけは分かり、
青い画面にカタカナの名前だけが延々と流れていたのを覚えています。
御巣鷹山から救出された川上慶子さんが、
ちょうど私と同じ年令だったことも強く印象に残っています。
山崎豊子作品の多くの長編大作は、
主人公の戦争体験が彼らの生き方に強い影響を与えていることがわかります。
映画ではあまり描かれていない部分で、
ぜひ併せて著作を読むことをオススメします。
ここからは、ネタバレになるかもしれません・・・・・
中曽根総理の命を受けてカネボウの伊藤会長を説得する役柄がありますが、
彼が瀬島龍三といって、
現在フジテレビ系列で放送している「不毛地帯」で唐沢寿明が演じている役柄のモデルです。
映画でも大変印象的な役者さんが演じておられました。
また最後に登場する検察に、
「二つの祖国」で主人公を演じた上川隆也が出てきてまた、
ハッとさせられました。
そして、
料亭シーンでは、
あの、
赤坂芸妓である育子お姐さんが出てきたので驚きました。
一瞬でしたが、あの声ですぐに気づきました。
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