■東京モーターショー最終日。
本日は、
幕張メッセで開催されている東京モーターショー最終日。
会場で頑張っているメンバーの顔を見て、
お世話になっている皆様にご挨拶するために、
行ってきました。
最終日の最終ステージは、
どこのブースも本当に感動です。
涙をこらえるのが苦しいほど。
東京モーターショーというと、
本当に若くて未熟で不安定だった頃の自分を、
苦く、実に苦く思い出します。
まだ私が女子大生だった頃、
いい気になって仕事を始めたころのこと。
自信と自信のなさがないまぜになって、
めちゃくちゃな毎日を送っていました。
母ともケンカばかりしていました。
そんなとき、
モーターの仕事が決まって、
泊まりであるのをいいことに、
家出同然で幕張メッセに通っていました。
大して知らせてはいないので、
晴れの舞台を両親は見に来てくれませんでした。
もちろん来るわけもありません。
むしろ、
来てほしくもありません。
私の誕生日は11月6日。
モーターショーではいつも、
私の誕生日が最終日かその前日あたりになることが多く、
打ち上げの席ではよく、
ついでお祝いをしてもらったものでした。
長くてキツイ期間の、
確か最終日。
肉体的な疲労や、
精神的なぐちゃぐちゃや、
誕生日を迎える感傷も乗っかって、
既に表面張力いっぱいになっているとき。
気づくと携帯電話に、
母からの留守番電話が入っていました。
まだ、携帯電話が重たくて大きかったころのことです。
メッセの2階のコンコースのベンチで、
「なんだろう。」と留守電を再生してみると、
母が「ハッピーバースデートューユー」をフルコーラスで歌い、
「お誕生日おめでとう。」と、
それだけが録音されていました。
ベンチで、
もう涙が溢れて止まらなくなりました。
母の留守番電話の歌声を、
今も、
あのコンコースで思い出します。
いろんな悩みや苦しみや喜びや、
自信や自信のなさを抱えた、
キラキラ輝いて美しくて弾けるような女の子たちが、
一生懸命頑張った最終日です
感動をありがとう。
おつかれさまでした