■情報下流。 | 鈴木麻美子オフィシャルブログ「まみこのおしごと専用にっき。」Powered by Ameba

■情報下流。

情報の流れは、

水のそれとよく似ています。


上流から下流へ進むにつれて、

情報の量は、曲がりくねったり、異物が混ざったりしながら、

細く頼りないものになっていきます。


例えばこれを、

国家に置き換えれば、

末端の国民には都合の悪いことは聞かされなかったり、


大企業に置き換えれば、

意思決定が最下層に発表されるまでにタイムラグがあったりすることからも、


情報の上流下流の格差が生じることは、

自明の理といえるでしょう。


情報下流では、

少ない情報を元に、

憶測や噂や想像でしか判断ができないため、


不安が増大し、

時にはそれが無駄な怒りや苛立ちを生むこともあるでしょう。


立場や役割で、

下流に立たざるを得ないこともしばしばあります。


むしろ、

ただ立っているだけでは、ほとんどが下流であるといってもいいかもしれません。


ただ漫然と下流に甘んじていては、

非効率な道を歩まざるを得ないし、

無駄な感情で判断を鈍らせることになります。


上流の情報に近づこうと努力をすれば、

しないよりも確実に、

ただしい判断材料を得ることができます。


一歩先んずれば、

多くの材料をより早く入手することができ、


頭ひとつくらいなら抜きん出ることができます。


頭ひとつも繰り返せば、

ものすごいアドバンテージとなり、


その差は大きな開きとなるでしょう。


上流に近づくためには、

「聞くこと」と「調べること」。


そう難しいことではないのかもしれません。