■クライマーズ・ハイ。
先日、「クライマーズ・ハイ」を見ました。
私の好きな邦画ランキングがあるとすれば、
3位以内には入るかも。
ちなみに、
上位他2作品は、
「陽はまた昇る」と、
「フラガール」あたりです。
1985年の日航機墜落という未曾有の大惨事を受けて、
地元群馬の新聞社の1週間を描いた作品。
原作は、横山秀夫。
彼が新聞記者時代に遭遇した実話だそうです。
最も心を奪われたのは、
やはり地方新聞記者の「仕事」について。
個人の信念と会社の意向が相反し、
嫉妬やプライドや憤りや、
そういうものが渦巻く中、
それでも集団で必ずなにかを決めて、
どんなに反駁していても必ず中庸を取るなり誰かに譲るなりして、
なにかを決めて、
それによって新聞は毎日完成し、
世に出て行くのです。
仕事とは多かれ少なかれそういうものだと思いますが、
それが未曾有の事故を目の前に、
凝縮して表れ、
なにかそこのところに心を持っていかれました。
すごく要素が多いので、
人によって、
心を持っていかれるポイントが異なるかもしれません。
原作もぜひ。