姑娘/水木しげる♪ | YARDBIRD SUITE

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~チャーリー・パーカーの思い出~

昭和28年生まれのぼくが街で酒を飲み始めた頃、学生街を除けば、若者が気楽に行けるような居酒屋は少なかった。焼鳥屋なんかの隅で小さくなって飲んでいると、酔って若造に説教する大人が必ずいた。たいていは戦争がらみの話だった。戦地に行った男たちが、当時はまだ現役だったのだ。うるさいな…と敬遠していたが、もっときちんと話を聞いておくべきだったと、今になって思う。水木しげるの「姑娘」はすべて戦争の話だ。あとがきに「ぼくは戦後、中国に行っていた伍長からこの話(姑娘)をきいておどろいた。なんというかわいそうな話だ、と思って何回もきいて、いまでもよく覚えている」とある。読んでみて欲しい♪