俺はCharles Parker Jr.として生まれたのに、いつの間にか世間じゃChristpherなんてミドルネームが付いてた。まあ、俺のことを神様みたいに崇めてくれる連中がそんなふうに言ってたんで、そうなっちまったんだろうな。本当のところ、音楽的な部分を越えて人から神様みたいに言われるのは好きじゃない。考えてみろよ。神様ってのが造物主だとすれば、たとえば何で俺たちはアメリカという国であんなふうに生きる定めを負わされたんだ？誰だって宿命からは逃れられない。その宿命には身の毛もよだつほどひどいものもある。神様は、一体全体どういうつもりでそれを振り分けたんだ？この民族には平穏を、あの民族には混沌を、こっちの民族には敵意を、ってか？そういうことを考えてると、神様ってものが解らなくなるんだ。幸せな子供は自分の母親に対して、この世に産んでくれてありがとう、と言うだろうが、不幸せな子供は、どうして俺を産んだんだ！と言うんだよ。
まあいいや。考えたってきりの無いことだ。何しろ俺は神様ではない。だから俺のことを神様とか何とか言う連中からは、きっちりと落し前をつけてもらった。どうしたかって？金をふんだくったんだよ(笑)。
タイトルはサヴォイ盤に入っているＣのブルース。明るくて、好きなリフだ。画像はウォルター・ビショップ・シニアと。ウォルター・ビショップ・ジュニアのお父さんで、有名なソング・ライターだったそうな♪