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2019年を終えて
インフルエンザワクチン接種におけるマスコミ報道が毎年。混乱を起こしている。インフルエンザの発生がここ数年8月から始まり、9月には学級閉鎖の報告が始まっている、しかし、鶏卵培養のためワクチン製造に6ヶ月かかるため10月1日からしかワクチンは届かない。ワクチンは接種して二週間で効果を発揮し始め、5ヶ月目から減衰し6ヶ月で0になる、テレビで3ヶ月しか効かないと言う人もいるが間違いである。8月から流行し始めているので10月中には接種し終わるほうがベターである。実際に11月に入って接種した患者さんは効果が出始める前にり患してしまっている。遅く接種すれば後々まで効くというのは間違いであり、まして年が明けてからの接種はワクチンが回収体制にはいるほか、運が悪ければウイルスの末端の塩基配列が変わるため全く聞かないワクチンを接種することになる。早めに接種すれば交叉耐性と言って、ウイルスの変化に合わせて交代が作られるため効果は持続する。これが普通に教科書や論文に描かれていることであり、国立感染研などの標準的な考え方である。
ましてワクチンはここ数年、前年度の接種本数分しか生産されず、新規開業の先生は前年実績が0になるため、配布はされない。12月に入り余り始めたところでようやく回る状況。前年の本数しか製造されないわけだからあきらめた医療機関は翌年はさらに少ない本数しか配布されないことになる。この結果、遅く接種しようとすれば当然ワクチンはなくなる。特に、12歳以下の子供は2回接種。当然、全く接種できずに終わるケースも多い。このような状況をマスコミが生み出していること自体反省してもらいたいものだ。
とりあえず、国には6か月かかる鶏卵培養ではなく、3か月で製造でき醇化や型ずれの起きない細胞培養にはやく切り替えてもらいたい。
ヘルパンギーナが 増えている
最近40度前後の発熱でやってくる患者さんが増えている。
その実態は・・・・ヘルパンギーナ。
コクサッキー・ウイルスを主体とする感染症。
症状はのどの水泡形成。38~40度の発熱。体の節々の疼痛。
よその医療機関に行って薬をもらっても症状が改善しないと言ってやってくる患者さんが多い。
でも、処方された薬をみると必要な薬は処方されてるのだが・・・・
熱が下がらない、すぐ何とかしてくれというドクター・ショッピング的な受診が多い。
実際、ウイルス性疾患なので抗生剤は無効だし、ワクチンは当然ない。
対処療法的に対処するしかない。
診断も咽頭ぬぐい液によるPCR法しかないし・・・時間がかかるし・・・一般医療機関でできる検査じゃない。
症状でみて判断すればよいことになっている。
治療・・・熱があれば解熱剤。痛みがあれば鎮痛剤。
食べられなければ点滴。これで4~5日すれば症状は軽快してくる。
とりあえず、時間がたって自然治癒を待つしかないのが現状。
仙台は雪が少ない⁉️
インフルエンザに追われ、レセプトに追われ、東京に雪の予報が1月12日出た。幸い大したことはなく、どんよりとした空を尻目に東京を出発。東北道は取り締まりが多い。なんとぉ、ワゴン車の覆面パトカーまでいる。宇都宮を過ぎて、那須まで二時間弱。順調に流れている。
ワクチンを接種しても インフルエンザには感染します
ヘパリン類似物質泡状スプレーが 優れモノ
化粧品のポーラから、ヘパリン類似物質泡状スプレーが発売された。
当初はポーラと組んでいるメディセオが強引において行ったので、またかよぉ~~とは思っていた。試供品まで2本おいて行ったので、ちょいと使ってみた。延びがよい。しかもいつまでも保湿感が持続。少ない量で結構広範囲を塗れる。なんだか、良さそうだ。時々、ビーソフテンスプレーの院外処方せんを出す患者さんに出してみた。まず、調剤薬局の手数料がない分、値段が総額で半分以下。院ない調剤の威力を感じる。政府方針で調剤薬局は減らすという方針だからなおさら、院内においてよかったということを実感。
ヒルドイドとの比較は以下の通り。
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【般】ヘパリン類似物質スプレー0.3%
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後発品 |
標準品 |
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販売名 |
ヘパリン類似物質 外用泡状スプレー0.3%「PP」 |
ヒルドイドフォーム0.3% |
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販売会社名 |
株式会社ポーラファルマ |
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薬価 |
14.70円/g |
22.20円/g |
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成分名 |
ヘパリン類似物質 |
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組成 |
1g中、3.0mg(0.3%) 含有 |
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薬効分類 |
血行促進・皮膚保湿剤 (日本標準商品分類番号: 873339) |
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効能・効果 |
血栓性静脈炎(痔核を含む)、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期) |
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用法・用量 |
通常、1日1~数回適量を患部に噴霧する。 |
通常、1日1~数回適量を患部に塗布する。 |
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添加物 |
クエン酸水和物、クエン酸ナトリウム水和物、グリセリン、ステアリン酸ポリオキシル40、精製ヒアルロン酸ナトリウム、D-ソルビトール、パラオキシ安息香酸メチル、1,3-ブチレングリコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ラウロマクロゴール |
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性状 |
無色澄明なローション剤で、においはない。 ポンプを押すとき、吐出液は泡状である。 |
噴出するとき、白色のフォーム剤となる。 |
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識別コード |
- |
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使用期限 |
3年 |
2年6ヵ月 |
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貯法 |
室温保存 |
室温保存 |
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標準品との 同等性 |
生物学的同等性試験(薬物動態) ヘパリン類似物質外用泡状スプレー0.3%「PP」と標準製剤(ローション剤※、0.3%)を健康成人男性の両腕前腕部内側にそれぞれ5μL適用(面積2.83cm2)し、適用6 時間後における角層中薬物量の平均値の差について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、両製剤の生物学的同等性が確認された。
(平均値±標準偏差、n=48) ※ 本剤の開発当時、標準品のフォーム剤が上市されていなかったため、試験の標準製剤にはローション剤を用いて実施した。 |
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備考 |
包装: 100g×10本、200g×3本 |
包装: 缶; 原液92g×10 |
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連絡先 |
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*標準品の情報は、標準品の添付文書[2018年02月改訂(第1版)]を参考にしています。
なかなかよさそうだ。使い方は以下の通りです。ぜひご相談ください。