今まで隠していたわけではありませんが、
私は、「(明治~)昭和の匂いのする」ものが結構好きです。
週末、出掛けた先で立ち寄ったお店は、
物静かなおかっぱのお姉さんが文庫本読みながら店番している、
まさに小説に出てきそうな雰囲氣のお店。
置いている品物も…フフフ…
私を惹きつけてやまない昭和アイテムたち。。
そこで見つけて、丁度おこづかいに見合い連れ帰ったのが…

ある種の飲食店でよく見かける?ビールグラスですよね…
だけど、昭和30年代のものです。
これが普通と違うのは、手吹きで作っているというところ。
透けている背景が歪んで見えているのが、その証拠です。
透過する光の屈折率が変わるのでこんな風に見えるんですね。
これは量産品ではなく、職人さんが一つ一つ手で作ったもの…
今では、こういう消耗品にこれほどまで手間をかけるなんて
考えられないですよね。。
そのお姉さんは、「最後の一個です」と言って包んでくれました。
持ち帰ったときはかなりくすんでいていかにも古そう!!
だったのですが、酢酸で磨いたら新品と見紛うほどに…

この透き通り方、ちょっとやりすぎ感もなくはないです。
昭和30年代製なんて、もはや誰が信じる?って…。
恐るべし酢酸(笑)。
ああ、もう今夜はこれ作った職人さんに乾杯!です。