やりたかったわけじゃないけど
タカさんです。
北海道の天気は安定していないようで、あちこちで大雨警報が出ています。
釧路もこれから降るのか、随分この時間は涼しくなってきました。
最近、色々な事業に新しい職員が入り、仕事内容(おもにひとに関わる仕事)について話し合う時が多くあります。
自ずと、自分が冬月荘に入って、まじくるなどに至るこの4年間を振り返ることも日々多くあります。
そんな時、よく思うのです。「自分はこの仕事をやりたかったわけじゃないな・・・」「何か志があったわけじゃないな・・・」
4年前、求職中にハローワークにぷらりと行ったらコーディネーターなる求人を見つけ、縁があって入ったこの世界。
何をしてきたのか振り返ると、何も知らない、何もできない自分は冬月荘で関わる子どもや大人から色んなことを知らされ、教えられ、役割を拾ってきた日々でした。
そんな毎日を過ごしているうちに、気付いたら昔よりも社会のことを考えるようになったり、社会とつながっていることを意識するようになったりしていきました。
以前、看板屋をしていたころ、自分がつくった看板が街にお目見えすると、やりがいを感じたものです。
それとはまた別ですが、今の仕事は社会に多少は役立っているのかも?と感じることがあります。
この地域に暮らす自分として、何かできることがあるかも・・・と感じる当事者感覚を持つようになってきたのです。
その過程で不可欠な要素は、きっと色んなひとに出会うことや事実を知ることだと思います。
自分の以前の生活を考えると、昔から知っているひとたち(家族や友人など)から、付き合いの幅はほとんど広がらずに30代を迎えていました。 たぶんあのまま行ったらさほど変わらなかったでしょう。
それは見えている世界(現実)に比例しています。
新聞やテレビ、インターネットというメディアを介した一方的な情報を受け取ることで、それなりに世界を知っている気にもなっていました。
本当に一部の狭い世界しか見えていなかったんです。
今は、仕事を通して、ずいぶん広い世代、様々なひとたちと出会い、様々な分野を実際の目で見て、現実を以前より知ることができました。
特に最近は若者と話す機会が多く、若者が社会人になっていく中にある厳しい現実を知りました。
まったくそんなことに興味がなかった自分が、何かを感じて担い手になっていくプロセスは、僕だけに当てはまるわけではありません。
これは冬月荘やまじくるなどのほとんどのスタッフもきっとそうでしょう。
特別、何か市民活動をしたことも、ボランティアをやったことも、まちづくりについて考えたこともない人たちが、職を求めて入ったこの世界。
NPOという今までの働き方とは勝手が違う仕事の中で、迷いつつも釧路の生活者の現実を知っていくうちに、生活当事者になって、いつの間にか、自分たちが暮らす地域について語り合ったり、妄想したり、試行錯誤をするようになってきました。
でも僕らは、もともと素人だから、たまにおかしなことをしてしまうこともあります(苦笑)
今までの常識に当てはめて考えてしまい、わからなくなることもあります。
もう少し勉強しなきゃ・・・って思うこともあります(笑)
そして、これらはもちろんスタッフだけの話ではありません。
冬月荘に来る子どもたちやまじくるに来る研修生のひとたちも僕らと同じだと思います。
きっかけは色々あるにせよ。通って色んな人たちとかかわって語るうちに気付いたら、色んな場面で活躍していることがたくさんあります。
志を持って、「こういう社会がいいはずだ~!!」ってぐいぐい引っ張る市民活動もあるかもしれませんが、冬月荘やまじくるのように、そこまで志がない市民が気軽に集い、語り合えて、現実を知り、気付いたら担い手になっていることがこれからは大切だと感じています。
やりたかったわけではないけど、気付いたら担い手・・・これが広がっていく社会になるように、みんなでそんな機会をたくさん創っていきたいと思います。
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