昨日の台風。
都内では台風で皆、
「今日は帰れるんだろうか..」
「タクシーが捕まらない..」
と話している頃に僕らは・・
山にいた。
台風と戦っていた。
正確には、
山を走っていた。
場所は群馬県。
尾瀬の至仏山。
ルートは鳩待峠~山の鼻~至仏山~鳩待峠~戸倉。
みんな家族の
「あなた
この台風の日に山を走るなんて、
バカじゃないの
」
っていう声を説得してまで来ていた。
(中には女性の方もいらっしゃった。)
おっしゃる通り。
最初は下り基調の木道を山の鼻まで。
至仏山までは急登の連続。
ただでさえゴロゴロした岩場で
大変なのが、沢のように水が流れ
トレイルランニングというより、
もはや沢登り+ロッククライミング。
写真ではわかりずらいが、
終始どしゃぶりの大雨である。
山を登っていると、
不思議と感謝の気持ちが湧いてくる。
山頂に近づくと風が強烈。
気を抜くとたんぽぽの綿毛のように、
谷底へ飛ばされてしまう強風。
風速20mぐらいはあったかと思う。
そりゃそうだよな、台風直撃だからね。
さらに、殴りつける雹。
目も開けられない状況。
こんな体験、2度とできないだろう。
いや、しないだろう。
人が見ようとしないものを見る。
恐れとか怠惰で人が見ようとしないものを。
そこに新しい世界がある。
心の声を聞きながら、
無事に至仏山頂に到着。2228m。
山頂で記念撮影。
は~い、チーズ!
みんなスマイルどころではなく、
山頂には10秒といず、すぐ下山準備。
僕は寒さのためか、
体がロボコップのようで、
まともに走れなくなってきた。
でも一度山に登ったら
やるべきことは、ただひとつ。
生きて下山すること。
行くしかない。
本来1人で山へ入ったら、
泣きごとを叫んでも、
誰も助けてはくれない。
進むしかない。
自分で決めた道なのだから。
目標が明確だと人間、
ものすごいパワーが湧く。
小至仏山まではガレ場の稜線。
小至仏山を過ぎると階段&木道で急下降。
山を下っていくにつれ、寒さも和らいできた。
最後の方は登山道に水が流れ、滝状態。
鳩待峠から戸倉まで下り基調の
舗装路10kmもついでに走って終了。
最後はキロ3分後半で走るも、
そこは365日、山を走るガイドさん。
10km、3分ペースで
追いつくことができなかった。
全員、無事に下山。
ありがとう。
心の底から感謝の気持ちが湧いてきた。
普段いかに恵まれているのか。
日ごろ生かされていることへの感謝。
下山して、みんな家族に電話。
無事に生きて、帰ったよ~
(注)
もちろん1人ではなく団体行動で、
プロのガイドさんがついて、である。
決してマネをしないでください。


