一流の想像力 (PHPビジネス新書)
本日の一冊をご紹介。
『一流の想像力 プロフェッショナルは「気づき」で結果を出す』
リッツ・カールトン元日本支社長、高野登さんの最新刊。
高野さんの講演や本でもっとも好きな話が「口紅」の話です。口紅は工場出荷時や私たちの手にあるうちは「モノ」ですが、お客さまの手に渡った瞬間「夢」に変わる。毎朝の出勤を明るい気分にするために、好きな男性とのデートのために、母に若々しくいてもらうために、買っているのかもしれません。お客さまは「モノ」ではなく、いつも「夢」を買っています。
洋服に携わる人であれば、初デートで好きな男性に見てもらいたくて、あるいはその服を着た新しい自分に会いたくて、買っているのかもしれません。
飲食に携わる人であれば、誕生日や何かのお祝いで来ているのかもしれませんし、何か月ぶりかの外食かもしれません。
本著には想像による、思わず膝を叩いてしまうほど上手い対応事例も。「旅行代理店。自分たちのコアバリューはずっと"快適な旅行の提供"だと思って働いてきた人にとって、その発想から離れることは、まずありません。」
リッツ・カールトン創業者のシュルツィ氏やグループ全世界32,000名の社内教育総責任者ダイアナ・オレック氏のお話をうかがったことがありますが、情熱の塊のような方。「(これだけのパワーがあればどんなことでもやり遂げられるだろうな。)」と感じたのを覚えています。やっぱり仕事に対する情熱あっての想像に感じました。想像を持って仕事をするということは、何より他ならぬ自分自身にとってハッピーなことです。
◆本著より
・「あなたがどう対応したいか、対応すべきか」よりも、「恋人があなたにどうしてほしいだろうか」ということ
・想像力を生みだす原点は、不便や不足、不満
・"The man who has no imagination has no wings."(想像力がないのは、翼を持っていないのと同じだ)
・自分たちが世の中に対して価値を作っていく存在
・社会に対して作り出した価値が世の中に浸透していって、それがまわりまわってほんの一部がじぶんたちのところに最後に戻ってくる。これが会社にとっての収益だ。それを社員と組織を強くするために使い、最後に残るのものを利益と呼ぶ。-リッツ・カールトン創業者 ホルスト・シュルツィ
・"母の日"とは、本来は母を亡くした人のための日であり、亡くなった母のことを思い出してあげるためにできた日・
・人は何のために仕事をするのか。自分の働き方、自分の生き方は人の役に立っているのか。
・"お客さまのためになる"と"お客さまの立場に立つ"は天と地ほども違う
◆目次抜粋
・「ノー」と言わないリッツ・カールトンが、「ノ―」と言う瞬間
・「少々お待ちください」がNGなわけ
・「これ、内緒なんですが」は魔法の言葉
・売らなくなったら、売れるようになった
一流の想像力 (PHPビジネス新書)


