いよいよ真価が問われる2次ラウンド。1回負けられるという考えは捨てて、意地でも負けられないという気持ちを持って戦ってもらいたいと思います。
1次ラウンド初戦は台湾。アジア同士ということもありスタイルは日本に似ているところもある。しかし予選を突破し、地元を舞台に投打のかみ合った戦いで勢いのついた相手だ。それだけに投打に不安の残る日本にとっては強敵と言わざるを得なかった。
結果的なスコアは4-3で日本の勝利。これであと1勝すれば2次ラウンド突破できることとなった。
しかしまたもや8回まで2点リードを奪われる苦しい展開。しかしそこからが日本の真骨頂とも言える粘りの打撃が冴えた。3-3の同点で大会初となる延長戦に突入し、1点をめぐる争いに終止符を打ったのは中田の犠飛。若き主砲が日本に薄氷の勝利を呼び込む一打を生んだ。
【試合結果】
日本 4-3 台湾
勝:牧田 敗:チン・オウブン
日本の先発は中継ぎとして好結果を出し、現時点で一番調子のいいと思われる能見だった。
その能見は1回こそ完璧な内容で三者凡退に抑えるものの、2回は2アウトから連打を許す。後続を断ち失点は防ぐものの、やや制球がいまいちだった印象。
3回は先頭打者に2塁打を許すと、バントでランナーを3塁に置いて連続四死球で満塁に。不穏な空気となる中、2アウトまでこぎつけるが再び四球を許して押し出しで先制を許したところで降板した。結果的に2回と2/3をなげて62球、3四死球、被安打3、失点1と先発の役割としては満足のいく結果とはならなかった。
能見は球自体は悪くはなかったものの、投げれば投げるほど慎重に勝負にいってしまった印象。まさか3連続四死球で押し出しという先制点を与えるにもあまりに内容が悪かった。1回に見せた投球を続けられなかったことは今後に向けてあまりに残念に思った。
残された満塁のピンチは摂津が抑え、大量失点のピンチを切り抜ける。摂津は5回にホウ・セイビンのタイムリーで失点するも、後続は絶った。
やはりどんなに悪い流れでも最小失点で1点で抑えきることが後半の勝負強さを活かす要因だったといえそうだ。ずるずると流されて失点を重ねないのが試合の流れを変えるきっかけにもなる。一発の怖さがやや少ない台湾打線だからというのもあるものの、こうした考え方は徹底してもらいたいと思う。
6回からは田中が登板。今日は序盤に崩れることなく、台湾打線を封じ込んだ。7回も三者凡退に切ってとり、追い上げムードを日本に呼び込んだ。しかし8回は3連打を許すなど一時は勝ち越しとなる失点を許し、課題の残るマウンドは続く結果となった。しかしここでも8回に刻まれた得点は1。山口、澤村とつないだ継投でそれ以上の追加点を許さなかった。
9回は牧田。無死からランナーを出すもののバントの小フライを見事キャッチ。このプレイも失点を防ぐ意味では大きく光った。
10回はピンチを招くも杉内がダブルプレーで締めた。試合は冷や冷やさせられるものだったが、とりあえず投手陣が踏ん張ったことは今後へ好材料となるだろう。
打線は今日の試合で放った安打は13。しかし得点は4と、決定機をものにする打線としてはやや信頼性に欠ける内容にはなってしまった。
再三王健民からチャンスを作るも決定打を欠き得点できず。今回も6回を投げきった台湾のエースを攻略することはできず、試合を作られてしまった。しかし予想以上に台湾の中継ぎの状態は深刻で、見事つけこんだ打線が得点を重ね、後半勝負に持ち込めたと言えそうだ。
もっとも裏をかえせば前半のチャンスを活かせば楽な展開も望めるということ。投手陣を助ける意味でも、次のオランダ戦ではこの勢いを保っていきたい。
もう胃の痛むような試合は・・・
1次ラウンド初戦は台湾。アジア同士ということもありスタイルは日本に似ているところもある。しかし予選を突破し、地元を舞台に投打のかみ合った戦いで勢いのついた相手だ。それだけに投打に不安の残る日本にとっては強敵と言わざるを得なかった。
結果的なスコアは4-3で日本の勝利。これであと1勝すれば2次ラウンド突破できることとなった。
しかしまたもや8回まで2点リードを奪われる苦しい展開。しかしそこからが日本の真骨頂とも言える粘りの打撃が冴えた。3-3の同点で大会初となる延長戦に突入し、1点をめぐる争いに終止符を打ったのは中田の犠飛。若き主砲が日本に薄氷の勝利を呼び込む一打を生んだ。
【試合結果】
日本 4-3 台湾
勝:牧田 敗:チン・オウブン
日本の先発は中継ぎとして好結果を出し、現時点で一番調子のいいと思われる能見だった。
その能見は1回こそ完璧な内容で三者凡退に抑えるものの、2回は2アウトから連打を許す。後続を断ち失点は防ぐものの、やや制球がいまいちだった印象。
3回は先頭打者に2塁打を許すと、バントでランナーを3塁に置いて連続四死球で満塁に。不穏な空気となる中、2アウトまでこぎつけるが再び四球を許して押し出しで先制を許したところで降板した。結果的に2回と2/3をなげて62球、3四死球、被安打3、失点1と先発の役割としては満足のいく結果とはならなかった。
能見は球自体は悪くはなかったものの、投げれば投げるほど慎重に勝負にいってしまった印象。まさか3連続四死球で押し出しという先制点を与えるにもあまりに内容が悪かった。1回に見せた投球を続けられなかったことは今後に向けてあまりに残念に思った。
残された満塁のピンチは摂津が抑え、大量失点のピンチを切り抜ける。摂津は5回にホウ・セイビンのタイムリーで失点するも、後続は絶った。
やはりどんなに悪い流れでも最小失点で1点で抑えきることが後半の勝負強さを活かす要因だったといえそうだ。ずるずると流されて失点を重ねないのが試合の流れを変えるきっかけにもなる。一発の怖さがやや少ない台湾打線だからというのもあるものの、こうした考え方は徹底してもらいたいと思う。
6回からは田中が登板。今日は序盤に崩れることなく、台湾打線を封じ込んだ。7回も三者凡退に切ってとり、追い上げムードを日本に呼び込んだ。しかし8回は3連打を許すなど一時は勝ち越しとなる失点を許し、課題の残るマウンドは続く結果となった。しかしここでも8回に刻まれた得点は1。山口、澤村とつないだ継投でそれ以上の追加点を許さなかった。
9回は牧田。無死からランナーを出すもののバントの小フライを見事キャッチ。このプレイも失点を防ぐ意味では大きく光った。
10回はピンチを招くも杉内がダブルプレーで締めた。試合は冷や冷やさせられるものだったが、とりあえず投手陣が踏ん張ったことは今後へ好材料となるだろう。
打線は今日の試合で放った安打は13。しかし得点は4と、決定機をものにする打線としてはやや信頼性に欠ける内容にはなってしまった。
再三王健民からチャンスを作るも決定打を欠き得点できず。今回も6回を投げきった台湾のエースを攻略することはできず、試合を作られてしまった。しかし予想以上に台湾の中継ぎの状態は深刻で、見事つけこんだ打線が得点を重ね、後半勝負に持ち込めたと言えそうだ。
もっとも裏をかえせば前半のチャンスを活かせば楽な展開も望めるということ。投手陣を助ける意味でも、次のオランダ戦ではこの勢いを保っていきたい。
もう胃の痛むような試合は・・・