続いて
・中日(2012 2位)
一昨年は抜群の投手力を擁してリーグ優勝を果たした中日。昨季は首脳陣の交代で采配が不安視されたものの、終わってみれば貯金を20作って2位と、例年ならば優勝しても遜色ない戦いぶりを見せた。さらにCSでは優勝の巨人に3連勝し、捕手谷繁を中心とした手堅い強さで一矢報いる戦いを見せた。
▽投手陣
先発は安定感抜群のエース吉見が軸、若手が大舞台を経て成長し、復活誓うベテランも投手陣の支えに
中日の強みはやはりなんといっても投手力にある。ソト、ソーサと外国人投手の移籍はあったものの、投手陣は今季も充実していると言える。
その中でもやはりエース吉見はチームの全幅の信頼を得ている。昨季はケガもありながら13勝とチームの勝ち頭となり、実績的にもここ5年で69勝を挙げ、防御率も2年連続で1点台とその安定感は群を抜くものがある。今季は調整を万全に、シーズン通した活躍で20勝を狙いたいところ。
10勝を挙げた山内、7勝の中田賢、5勝の岩田がそれに次ぐ存在だが、まだまだ安定感を求めたい。そこで若手の急成長が強みになってくる。CSでは吉見をはじめとする先発陣が相次いで離脱。そんな窮地を救ったのは大野、伊藤といった若手投手陣。大舞台で力を発揮したことで今季への期待が大きくなっている。
ベテラン投手陣の復活にも注目が集まる。今季30年目を迎える山本昌は、昨季のCSでも起用に応え巨人の強力打線を相手に力投。まだまだ現役という印象を見せ付けた。昨季メジャーから古巣復帰した川上も、昨年の3勝では物足りない。今季はローテーションを守り抜きたいところだろう。
タイトルを獲得したとはいえ、岩瀬も今年で39歳を迎える。若手の台頭によって近年は常に起用法で揺れるベテランがリリーフの座は譲らないと奮闘を続けている。再び絶対的な信頼を取り戻すシーズンになるかどうか。
中継ぎは53試合登板で安定感を見せたソーサが抜けたものの、ケガから浅尾が復活。ここにフル回転の山井、武藤、小林正、田島と控え、試合後半の投手起用に不安はなさそうだ。
▽打撃陣
ブランコが抜けた穴を誰が埋める?新外国人に向けた期待、そして高齢化の進む打線に若手の光は見えるか
ケガもあったが24本塁打を放った主砲の抜けた穴はやはり大きい。新外国人としてルナを獲得したが、完全に未知数の存在である。どこでも守れる強みをもっているらしいが、果たして。
数字は残しているとは言え、荒木36歳、井端38歳、和田41歳、森野35歳、山崎45歳、谷繁43歳と主力はいずれもベテランになっており、1番打者として抜群の実績を示した大島以外の若手は鳴かず飛ばずの状態であることは間違いない。次世代の選手の活躍が求められるのも仕方ない状況である。
若手の急成長はあるのか。高橋周、堂上直、堂上剛などがシーズンを通して活躍できる日がくるのかが打線改善のポイントではなかろうか。
・中日(2012 2位)
一昨年は抜群の投手力を擁してリーグ優勝を果たした中日。昨季は首脳陣の交代で采配が不安視されたものの、終わってみれば貯金を20作って2位と、例年ならば優勝しても遜色ない戦いぶりを見せた。さらにCSでは優勝の巨人に3連勝し、捕手谷繁を中心とした手堅い強さで一矢報いる戦いを見せた。
▽投手陣
先発は安定感抜群のエース吉見が軸、若手が大舞台を経て成長し、復活誓うベテランも投手陣の支えに
中日の強みはやはりなんといっても投手力にある。ソト、ソーサと外国人投手の移籍はあったものの、投手陣は今季も充実していると言える。
その中でもやはりエース吉見はチームの全幅の信頼を得ている。昨季はケガもありながら13勝とチームの勝ち頭となり、実績的にもここ5年で69勝を挙げ、防御率も2年連続で1点台とその安定感は群を抜くものがある。今季は調整を万全に、シーズン通した活躍で20勝を狙いたいところ。
10勝を挙げた山内、7勝の中田賢、5勝の岩田がそれに次ぐ存在だが、まだまだ安定感を求めたい。そこで若手の急成長が強みになってくる。CSでは吉見をはじめとする先発陣が相次いで離脱。そんな窮地を救ったのは大野、伊藤といった若手投手陣。大舞台で力を発揮したことで今季への期待が大きくなっている。
ベテラン投手陣の復活にも注目が集まる。今季30年目を迎える山本昌は、昨季のCSでも起用に応え巨人の強力打線を相手に力投。まだまだ現役という印象を見せ付けた。昨季メジャーから古巣復帰した川上も、昨年の3勝では物足りない。今季はローテーションを守り抜きたいところだろう。
タイトルを獲得したとはいえ、岩瀬も今年で39歳を迎える。若手の台頭によって近年は常に起用法で揺れるベテランがリリーフの座は譲らないと奮闘を続けている。再び絶対的な信頼を取り戻すシーズンになるかどうか。
中継ぎは53試合登板で安定感を見せたソーサが抜けたものの、ケガから浅尾が復活。ここにフル回転の山井、武藤、小林正、田島と控え、試合後半の投手起用に不安はなさそうだ。
▽打撃陣
ブランコが抜けた穴を誰が埋める?新外国人に向けた期待、そして高齢化の進む打線に若手の光は見えるか
ケガもあったが24本塁打を放った主砲の抜けた穴はやはり大きい。新外国人としてルナを獲得したが、完全に未知数の存在である。どこでも守れる強みをもっているらしいが、果たして。
数字は残しているとは言え、荒木36歳、井端38歳、和田41歳、森野35歳、山崎45歳、谷繁43歳と主力はいずれもベテランになっており、1番打者として抜群の実績を示した大島以外の若手は鳴かず飛ばずの状態であることは間違いない。次世代の選手の活躍が求められるのも仕方ない状況である。
若手の急成長はあるのか。高橋周、堂上直、堂上剛などがシーズンを通して活躍できる日がくるのかが打線改善のポイントではなかろうか。