★タクドラ★私とギャルが組織の罠に★<2> | マジック中島オフィシャルブログ「マジック中島の気まぐれ・濃~~いブログ」Powered by Ameba

★タクドラ★私とギャルが組織の罠に★<2>

★タクシードライバー日記★ 


私とギャルが組織の罠に・・・<2



ココまで来たら、おかしい事は想像できるが、私もサスペンス

ドラマは好きだし、主人公にでもなった気分で、興味が湧いた。

騙されるのは覚悟の上で、心は決まった!


私は2人の娘を乗せ、一路大津へと向かった。


「おっちゃん、私等可愛い・・・?」


バックミラー越しによーく見ながら・・・


「可愛いけど、チョットメイクが濃い過ぎるわな、もう少し押さえ

ると可愛いぞ」


「ほんま?おっちゃん・・・ほなら、薄くするわ」


手鏡を出して薄くしている、もう一人は相変わらず、先方の人と

電話で好き勝手な事をしゃべっている。


しばらくして・・・


「おっちゃん、メイク薄くしたけど、どんな・・?」


「おっ、その方が良いじゃん・・・」


こんあ素直な娘等が悪い奴に・・・?と考えると、もう一度この娘等

を説得して、大阪に連れて帰ろう・・・と、思い、


「それより、先方相手は絶対おかしいから、君らこれから帰った方が

いいぞ、金が無いならいいから、何時でも金が出来てから、送って

くれたらいいぞ」


「そんなこと無いって・・・私等の友達の彼氏やから・・・」


「その友達がぐるになってる可能性は無いのか?」


「無いって・・・」


・・・・これ以上説得は無理と思い、大津へと向かった。


電話している娘が、大津インター出口に差し掛かる所で。


「おっちゃん、大津の出口降りて、坂を下って突き当りを右に

行けば広いバス乗り場があるから、そこで待ってて、だって」


「あいよ!OK」


なるほど下って右折した所にバス停があったので、そこで待つ事

にした・・・


しばらくして、又電話で、落ち合う場所を変更して来よった。


「電話を取上げて・・・もしもし、何処で待つんですか?」


「スミマセンが、さっきのインター出口付近で黒いバンがいる筈

ですが、そこまで行ってもらえませんか」


「ハイハイ」  フムフム・・・


私はイヨイヨ仕掛けて来たな・・・と思い、ワクワクした・・・

入り口に戻ると、誰もいないし、黒のバンも無い・・・

私はタクシーの仕事そっちのけで、のめり込んでもいた・・・


「おっちゃん、おしっこしたいので、降ろして」


「こんな時に何言うねん、辛抱しなさい!」


後々判った事だが、ココで降ろしてたら、どこかに潜んでいる

先方の男達が連れ去る事になっていたんだとと思った・・・


私はとりあえずトイレは我慢させて降ろさなかった


又電話で一人の娘が


「おっちゃん、下に降りる途中に学校の裏門があるので、そこで

待って・・・だって」


「よっしゃ!こうならいゃ何処にでも行ったるわ」ゾクゾク・・・


坂を下りる途中になるほど学校の裏門があった。

ここで待つ事にした。


「おっちやん、又トイレ行きたいんやけど・・・もれそうや・・・」


電話している娘が言い出したが、多分、先方から指示があったのだろう、

私には読めていた。


「アカン!!辛抱しなさい!!」


そして、学校の裏門で待ちながら、2人に最後の説得をしたが、

これも無駄だった。


この後、我々はどうなるのか・・・・???


まるでサスペンスドラマそのものだ・・・


この後、クライマックスは次回で乞うご期待!!


                             Zzz…(*´?`*)。o○