★★★柳生武芸帳★長編時代劇★★★
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２０１０年・新春長編時代劇
柳生武芸帳
＜第一部＞
江戸城大奥に霞の忍者・千四郎が忍び込み、春日局が厳重に保管し
ていた『柳生武芸帳・中』を盗み出して逃走した。
将軍家剣術指南役の柳生但馬守宗矩は、嫡男・十兵衛に賊の後を
追わせ、盗まれた武芸帳を取り戻すよう命じる。
春日局は、この騒動によって亡き家康から託された武芸帳には秘密
があると思い、以前から宗矩を快く思っていなかった春日局は、老中・
松平伊豆守と武芸帳を奪うことを画策するのだった。
春日局：高島礼子 松平伊豆守：風間トオル
一方、父の命を受けた十兵衛は、千四郎を追い詰めて倒す。
しかし、その場に突然現れた千四郎の双子の兄・多三郎と戦う羽目
になったが多三郎に逃げられてしまう。
千四郎と多三郎の二役をこなした、山本太郎
十兵衛が千四郎の遺体を探ると、既に武芸帳はなく、霞の忍者
多三郎が持ち去ったと思われた。
十兵衛は仕方なく江戸へ引き返す。
だが、十兵衛の読みは外れていた、武芸帳を持ち去ったのは、多三
郎ではなく、佐賀・竜造寺家の遺児、夕姫だった。
鍋島藩に潰されたお家再興を願い、江戸の大久保彦左衛門に面会
するべく、従者の賀源太と旅を続けていた夕姫は、偶然に千四郎の
遺体を発見し、側に落ちていた武芸帳を拾い立ち去ったのだ。
道中、夕姫は刺客に命を狙われが、武芸のたしなみがある夕姫は、
刺客と戦うが次第に追い詰められる。
そんな姫を救ったのは、十兵衛だった。
互いのことを話すことなく別れた２人は、既に武芸帳を巡る争いに巻
き込まれていることなど、知る由もなかった…。
夕姫：逢沢りな 賀源太：徳井 優
霞の忍者の背後にいる、新陰流で宿敵の山田浮月斎の存在が
不気味に構えている。
浮月斎の目的は、勿論、武芸帳三巻を手にして、天下を取る事だった。
上、中、下の三巻からなる『柳生武芸帳』は、江戸城、柳生家、そして
京の朝廷に分納してそれぞれ保管されており、全て揃わなければ宗
矩にも武芸帳の秘密は判らないという。
徳川幕府崩壊の危機であると告げられた十兵衛は、一巻たりとも浮
月斎一派に武芸帳を渡さないために、紛失した武芸帳を探すべく隠密
行動に就く。
山田浮月斎：松方弘樹
そんな折、大久保彦左衛門の口添えで、柳生家に神矢悠之丞と名乗
る若者が逗留することになった。
我流で武芸を学んだという悠之丞だが、又十郎と戦わせると意外な事
が明らかになる。
悠之丞の腕前を見た十兵衛が彼の流儀が公家に伝わるものであると
見破ったのだ。
神矢悠之丞：内田朝陽
宗矩と十兵衛は、いずれ悠之丞が本性を表すと踏む・・・？
案の定、悠之丞は屋敷に保管している『柳生武芸帳・上』を盗んで逃
走した。
悠之丞を監視していた十兵衛と又十郎はすかさず彼の後を追う…。
なんと、悠之丞が向かった先は、倒幕派の公家・中ノ院大納言通村
が逗留する寺だった。
中ノ院大納言通村（公家）：京本政樹
悠之丞を追って寺に潜入した十兵衛と又十郎
の前に・・・？？？
２・３部へ続く・・・後日をお楽しみに（＾＾）