★★★「天地人」★<31話>★愛の花戦(はないくさ)★★★
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★「天地人」★
<31話>★★★ 愛の花戦(はないくさ) ★★★
京都・聚楽第に上洛した菊姫(比嘉愛未) とお船(常盤貴子) は、北の政所(富司純子)や淀君(深田恭子) 、大名の奥方たちとの付き合いに追われていた・・・
そんな中、政所の気遣いで、奥方達の心を癒す為に、用意されたヒメサユリ(2~3輪)の花見の席で、皆の感激を得た。
「ヒメサユリは我が越後では、沢山咲いています・・」と言う言葉で、淀君は政所の上を行って、諸大名の奥方達の気を引こうと思い、ヒメサユリを沢山集めるよう菊姫に命じる、その知らせを受けた兼続(妻夫木聡) は、ヒメサユリを集めて京へ送る。
淀君は送られてきたヒメサユリで部屋中を飾り、大名の奥方達は淀の趣向を誉め讃える・・・関白秀吉(笹野高史) の嫡男・鶴松がわずか三歳で亡くなる。
秀吉は家督を甥の秀次に譲り、朝鮮出兵の準備にかかる。もはや世継ぎの母でなくなった淀を大名の奥方たちは気にかけなくなるが、菊姫は自分も子ができずに悩んでいる、と励ます。
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その心遣いに淀の心はいやされる・・・文禄元年(1592年)3月、上杉軍は朝鮮出兵に備えるため、京へ入る。景勝(北村一輝) と菊姫、兼続とお船は久しぶりの夫婦の再会を喜ぶ。
兼続は石田三成(小栗旬) に会い、朝鮮出兵をやめるよう秀吉に進言したいと頼むが、三成は拒む。
一方、北政所は景勝と徳川家康(松方弘樹) に、秀吉が朝鮮に渡らぬよう監視してほしいと頼む。
肥前名護屋城に関白の命令で、日本国中から、30万の兵を集め、加藤清正、福島正則、伊達政宗等の大群は、朝鮮出兵したが、上杉軍は、1年間は、肥前名護屋城で秀吉と共に待機していた。情勢が悪くなり、名護屋城で待機していた、景勝、兼続も、出兵の命が下った。
景勝は「これでは女子の花戦(はないくさ)と変らぬ、勝ったからと言って如何程でも無い・・・もっとも、この戦は遥かにたちが悪いがのう・・・」兼続は「この様な戦で、無駄に命を落とす訳には参りません・・・」景勝と兼続は戦のむなしさを感じつつ、無事に戻ることを誓い、朝鮮へと渡って行くのだった。