★★「天地人」★１９回★本能寺の変★★
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「天地人」＜１９回＞
本能寺の変
織田軍、森長可（ながよし）を討つため、越後へ引き返した
上杉軍だったが、既に敵は撤退していた。
兼続（妻夫木聡）は必要以上に追い打ちをかけるが、すんでの
ところで逃げられてしまう。
自分を責める兼続に、景勝（北村一輝）は少し休むよう命じる。
直江屋敷に戻った兼続をお船（常盤貴子）が待っていた。
「お船どの・・・・・」 「お船・・・と、お呼びください・・・」
戦で疲れている兼続をいたわるお船・・・初めて夫婦らしい時間
を過ごす二人は、お互いに最初からひかれあっていた事を告白
、夫婦としての気持ちを確かめ合うのだった・・・
一方、京では、明智光秀（鶴見辰吾）が謀反！！
「敵は本能寺にあり～！！」
本能寺にいる信長（吉川晃司）を急襲。
逃げるようにとの初音（長澤まさみ）の説得もむなしく、絶体絶命
の危機に瀕した信長のもとに、突如謙信（阿部寛）の亡霊が現
れる・・・
「謙信か・・・？一度会うてみたかった・・・」
「天地人・・・天の時、地の利、人の和・・・この３つを合わせ
持つ者こそが天下を収めるに値する・・・人の心をないがしろ
にする者は、人の心をは動かす事は出来ん！！」
「きれい事で、この世の中は直らん！」
「信じるは己のみ・・・さても、悲しき男よ」
「・・・で、あろう・・・」
謙信の言葉を反すも・・・
信長はその生涯を、天正１０・６・２日、４９歳で炎の中で閉じ
た・・・
奇しくも、謙信と同じ年齢で没す・・・
その頃、魚津城は総攻撃をかけられ、ついに陥落する・・・
上杉軍にも緊張が走るが、織田軍・柴田勝家・佐々成正・
前田利家等は、次々と居城へ撤退する。
ほどなく越後にも「本能寺の変」の知らせが届く。
しかし、すでにそのころ、光秀は備中高松より、京にとって
返した秀吉（笹野高史）に逆襲され、山崎の山中で、村民
に竹やりで討たれていた。
その知らせも春日山にも届き、越後の国は助かったので
ある・・・
景勝は「わし等には親方様が付いておられる、わし等には
天が味方しているのじゃ！！」毘沙門堂で、皆に言い聞か
せるのであった。
館に帰り、お船と二人でしみじみ語り合う・・・
「これからも、わしの背中を押してくれ・・・」
「私は、お前様の妻ですよ・・・」
抱き合う二人の姿がここにあった・・・