おはようございます。☀️

自分なりに↑について書いてみるShinoです。



理工学部出身で経済なんて一切勉強してこなかった僕が、今に至るまでの経済状況をなるべくわかりやすく書いていきたいと思います。


ちゃんと勉強してきたわけではないので、間違えている部分があったらごめんなさい。

最初に保険をかけておきます。笑笑



では。



まず、今回の話のスタートはコロナから始めたいと思います。


コロナが広まった2020年頭。

世界中で緊急事態宣言が出て自粛になり、消費が落ち込みました。

遊びにも行かない、外食も行かない、服も買わない、、、って感じでしたよね。


買う人がいないと作っても売れないので、作る量を減らします。そうすると稼ぎも減ります。稼ぎが減ると雇用ができなくなります。と負のサイクルに陥いります。(デフレ)


これではまずい!ということで、

世界中の金融機関は、金融緩和を行いました。

金融緩和をざっくり説明すると

お金を刷って刷って世の中に出すことです。

(他にも説明ありますが詳しくは調べてください。)


給付金とかあったように、世界中でお金がばら撒かれました。

また、金利を下げることで低金利で銀行などからお金を借りやすくします。

すると企業はお金をたくさん借りて事業にバンバン使います。個人も使えるお金が増えます。

お金があれば買います。使えるお金が多ければ多いほど大きなことができます。

そして買ってくれれば儲かります。

そうすることで消費を増やしました。



2021年くらいから世界はコロナと共存していく選択肢をとり、(世界と言いつつアメリカ、ヨーロッパの話かも)

緊急事態宣言で自粛とかなしに、普通に生活をするようになりました。

普通に生活するので、世界中の経済が復活してきました。

米国株のS&P500のチャートとかみるとよくわかります。バブルみたいに右肩上がりのチャートをしています。

消費が増えれば企業が儲かり、企業価値が上がるからですね。



そしてしばらくしてです。

金融緩和で市場にジャブジャブお金を出した結果、消費が増え、消費に対して物が足りないという事態になります。


この物が足りないというのは、ちょうどよくいろいろ重なってしまいました。

20222月、ウクライナとロシアの戦争が始まりました。エネルギー不足とかその他もろもろ供給が減る出来事が起こりました。

他に、中国などのロックダウンで生産が止まり、これまた物作りが遅れる事態になりました。


そんなこんなで、需要に対して供給が足りなくなります。

(買いたい人がたくさんいるのに物がなくて買えない人続出ってこと)

供給が足りなくなるとどうなるかというと、

値上げをするんです。

(値段が上がれば買いたい人も減る。&

値段が高くても売れるなら値段を上げる)

これが今日本でも起きている物価高です。

(インフレ)

日本は少々特殊で輸入品の影響で物価高になっている気がします。



世界では日本で物価高が騒がれる数ヶ月前から物価高でした。

そして日本の物価高とは比にならないくらい物価が上がっている国もあります。

(アルゼンチンは物価が昨年の倍。インフレ率100%


物価というのは、需要に対して供給が足りない限り上がっていくものなので、どんどん上がっていきます。

無視しているとハイパーインフレになる可能性もあります。(お金が紙切れ的な)


またしてもこれではまずい!となります。

コロナ禍で消費を増やす政策、金融緩和をしていましたが、消費を減らす必要が出てきたのです。

(消費を減らすと需要が減る)



これで20223月からアメリカをはじめ、世界中の国が20233月現在も実施中の利上げを始めます。

世界でまだ日本だけが金融緩和継続中です。


利上げはどんなことをするのか簡単に説明すると、その名の通り、金利を上げるということです。


なぜ利上げでインフレが収まるのかを少し説明します。

銀行からお金を借りる時の利子が上がります。

利子が上がるとなると、返すお金が増えるので、お金を借りにくくなります。

借りるとしても、借りる量を減らしたりします。

となると、企業は事業に使うお金が減り、消費が減ることになります。個人の消費も同じ。

その結果、2022年のS&P500のチャートをみても分かるように、右肩上がりは終わります。



あとこのアメリカの利上げで影響を受けまくったのが日本です。

昨年はドル円が40年ぶりに152円をつけるくらい円安になりました。(今も130円台。)

これが起こった理由は、

金融緩和を継続している日本にお金を預けても、マイナス金利政策しているように、金利が低すぎるので全く増えません。

しかしアメリカでは3%とか金利がつくのでお金が増えます。

じゃあ円持っててもしょうがないよね、ドルにしょう。と言ってドルにお金が流れていったわけです。(日米金利差)

これも需要と供給の関係で、

円を手放す人が増えれば、その分円の価値は減るわけです。

で円安になったわけです。

(正確に説明するとここで指している金利は債券の金利ですが、ざっくりこんなイメージ)



で世界では2022年からその利上げをずっとしてきているのですが、

金融緩和をし過ぎたのか、全然インフレが収まりません。

(供給不足の原因がウクライナ問題とか他にもいろいろあるためでもあると思います。)

そしてどんどん金利を上げていったわけです。



コロナによる急激な金融緩和。

その急激さの影響で、急激な利上げ。

アクセル全開で走り出して、途中で急ブレーキを全力で踏むみたいな感じかと。

それが体への負担が大きいのと同じで、経済にも負担が大きいみたいです。


その代表的な例が先日アメリカで起こった銀行3行の破綻です。

シルバーゲート銀行、シリコンバレー銀行、シグネチャー銀行が破綻しました。

(まー利上げだけが原因ではないのですが。)


有名な2008年のリーマンショックも、リーマンブラザーズという証券会社の破綻が原因です。

金融機関の破綻は少々経済的にダメージが大きい可能性があるのです。


ちなみに、今やばいかもという銀行は他にも出てきています。

なぜやばいのかというとこれは利上げが原因です。

これ説明するとなかなか長くなるのでざっくり説明しますが、利上げの影響で銀行が持っている資産が減ったんです。

銀行は金を貸して儲けるビジネスモデルなので、そもそも金を借りる企業が利上げの影響で減り、さらに利上げの影響で持っていた債券価格が減り、、みたいなことが起こってしまって資産が減ってしまっているんです。(ここは少し難しい&簡単にしか説明してないのでふーんくらいでいいです。)



上記のように利上げの副作用が出始めました。

このまま銀行倒産が連鎖したら大変なことになります。

大変なため、一応アメリカは2行?に対して全額保証を発表しました。

全額保証ではない場合、25万ドルしか返ってきません。銀行にお金を預けている多くの会社が大損することになります。

なので一旦はやばいの免れました。


しかし、他の銀行も破綻してその銀行全部に全額保証なんてやっていられないと思うので、

原因の大きな理由である利上げを

この辺りでストップする可能性が出てきました。

利下げに転じるかもしれません。



またしてもしかしです。

肝心なインフレは収まっていません。

物価は上がり続けています。

インフレを収めるためには利上げが必要です。

けど、利上げをすると銀行が破綻に追い込まれます。利下げが必要になります。

さーどっちをとるんだ!が今の状況です。

(ここまで長かったですね。😂




アメリカ時間の322日にFOMCがあるので、(どんな方向性で行くかの発表)

どっちの選択をするかの注目が集まっています。(発表はもっと先の可能性も大いにある)


経済は投資家にとって大事な指標なので自分も注目しています。


利下げは金融緩和を行う方向性なので、

また市場にお金が出回ります。

出回るとお金が株式や暗号資産に流れて、右肩上がりで上がっていく可能性が高いです。


利上げは先ほど説明した通り、

消費が減り、経済活動が鈍化していくので、株価とかは下がる可能性が高いです。



といったのがここ数年の流れでした。

この利上げと利下げのサイクルが過去に類を見ないくらいものすごいスピードで起こっています。

スタートがコロナという異常事態だったためでしょう。

そのおかげで投資家として必須な経済の知識が身につきました。

若いうちに経験できたのは良かったかなと思います。

どのタイミングで株を買うのがベストなのかとかわかりますからね。



今日は自分なりにわかりやすく書いたつもりなのですが、どうだったでしょうか。

少々長くて途中離脱されてしまった方もいるかもしれませんね。。

まーでも誰かの役に立てたら嬉しく思います。


最後に改めて間違えているところがあったらごめんなさい。

教えてください。笑


てな感じで今日は以上!


投資って損しないの?に対する回答