自殺の記事がまだ続いている。

文科省に送りつけられた予告状は20通を超えたらしい。

そういえば,昔,やはり自殺の予告で運動会がなくなったことがあったように記憶している。

その後,要求がエスカレートし,やれ,テストをなくせだの,遠足がいやだの,しまいには授業をなくせという要求まで出てきたそうな。そこまでいくと,いいかげんにせいパンチ!!!と要求は無視され,脅迫はなくなった。

今回はどこまで,どうなって終焉を迎えるのだろう。


生徒にきいてみたところ,やはり,ニュースが騒ぎ立てるせいか,

「自殺は10代が最も多く,その原因はいじめである」と予測していたようであった。

が,実際は,実は17年度で33000人が自殺し,その多くは病気や経済的な行き詰まりを原因とする中高年である。

中学生の自殺は60人ほどであった。

生徒たちに事実を知らせると,一様に「あれビックリマークそうなの!?」と怪訝な顔をする。

大衆を煽り,面白おかしく,人の命までも売り物にしてしまうメディアに踊らされているのだ。

なにも,自殺が少々続いたからと言って,中学生すべてがいじめにあっているわけでも,死にたいと思っているわけでもない。

たいていの子どもは地に足を着けて,堅実に生きている。いじめられたからと言って,みんなが自殺を選ぶわけではない。

視野を広くもてば,年代によっては死因のトップに出る自殺。年間のトータルを知ることで,もっと大きな問題が見えてくる。

子どもたちにもその辺をきちんと教えてやりたいし,目先のニュースに手玉に取られるようでは,これからの世の中は渡っていけないかもしれない。


それにしても,いい加減にしてほしいものだ。