文化祭が近くなると,こちらもついついアドレナリンが過剰分泌され,イライラがつのってくる。

私自身はこの緊張感と刺激がキライではないのだが,

最近は年なのか,ちょっと疲れが出るようになった。


それにしても,中学生ってこんなものだったのだろうか・・・

教室の飾り付けをするのに,机を全部端によせて場所を作ると言っているにもかかわらず,

机の上にいっぱいモノが出ている。カバンもそのままだ。

なぜ退かさないのかと聞けば,「退かせ」と言われなかったから,そのままでもいいと思ったという返事。

邪魔なものを全部退かしてきれいにすれば,当然の事だが,よーく後になって,「あれがない」,「これがない」とおろおろ探し回っている。

最後に「どうしてもボクのカバンがない」と男の子が泣きそうな顔でやってきた。

教室内,隣のクラス,全部探したが,カバンはない。

いくら私が頭に来ていたといっても,カバンを捨てたりはしていないので,

あと考えられるのは,誰かが間違えて持って帰ったことぐらいである。

やむなく,「明日まで待って」と帰して,カバンがひとつ残るのを待っていた。

残った,残った。

ちょっと失礼して中身を確かめ,該当の生徒に電話をかける。

「もしもし,中学校のMですけど,カバン間違えて持って帰ってない?」

「え?」

まあ,他人のカバンを間違えるくらいだから,そんな家に帰ってすぐにカバンの口を開けたりもしないわけだ。

電話口の向こうで,爆笑がおこり,「あんた,バカじゃないの?」という母親らしき声が聞こえた。

息子を笑うのは後でいいから,ほんとなら電話をもぎ取って,

「すみません,相手の方にご心配をおかけしたのではありませんか?」ぐらいはあってもいいんじゃないかとちょっと思ったが

まあ,無事に見つかったのだからよしとしよう。


「明日持ってきてください」と言うと,

「あの,ボクの荷物は何にいれていけばいいのですか?」

知るか!そんなもの!と喉まで出かかったが,ぐっと飲み込んで

「何か,別のものに入れてきてください。他にカバンはないの?」

「あ,あります。わかりました。」


さて,明日は何があることやら・・・