ここ何日か,毎日のようにクマ出没のニュースが聞こえる

去年はあまりでなかったが,今年はまたどうも,エサが不足しているらしく

民家にまで入り込んでいたという記事も載っていた


秋の遠足のシーズンで,どこかの学年は先頭と最後尾に柔道部の先生をつけ,みんなに鈴を付けると言い

どこかの学年は,先頭に剣道部の先生を置き,みんなににぎやかに歌を歌わせるなどと

どこまで冗談かわからないことを言っていたが,

校長はすべての学年の遠足を方面変更して,クマとの遭遇を避けることを命令した。

200人あまりの集団が,どれだけ静かにするように言ったって,ギャーのワーの騒がしいし

クマなんかそこへわざわざ来るわけがないとは思ったが

管理職としてはやはりちょっとでも危険のあるところには行かせられないというスタンスに立ったのだろう

わからなくもない


目的地に着いて,しばらくすると,生徒たちがひとつの方向を見て,みんなでガヤガヤ騒ぎ始めた

クマがいるという

そっちの方向を見てみたが,灌木のしげみらしきものしか見えない

あれは木だろう,と答えると,「絶対違う」と頑張る

動いているというのだ 

しかし,20分たっても同じ位置に立っているのが確認され

クマのわけがないという結論になった



あとで聞いた話によると,

双眼鏡で見ていた先生が,どうやら本物のクマを見つけたらしい

「生クマを見てしまった」と恐れ半分で喜んでいたので

それを考えると,やはり校長の判断は正しかったことになる。

そういえば,この前,新聞に投稿されたその月の生活写真は

5点中4点がタヌキとカモシカと猿とサギだったから

「動物の秋」というのもありなのかもしれない