「翔んで埼玉」を観た。
前評判通り、とんでもない作品である。
原作は、「パタリロ」で知られる魔夜峰央による漫画。
作者の魔夜が、「パタリロ」執筆中に埼玉県に転居し、自分の住む埼玉県をおちょくるために書いた作品らしい。
僕も、随分前に一時期、埼玉の大宮に住んでいたことがある。
その時に、会社の先輩から、「ダサいたま」とおちょくられたのを思い出した。
が、しかしこの映画での埼玉県のディスりは容赦ない。
「ダサイたま」「くさいたま」「面倒くさいたま」「田舎くさいたま」と、言いたい放題。そして挙句は、「埼玉県人には、そのへんの草でも食わせとけ」etc・・。
舞台は、居住地で激しい差別が行われている東京の白鵬堂学院という架空の学園に、隠れ埼玉県人の麻生麗が転校してくる。
この学園では、都会指数が高くないと人間扱いをされず、また東京に入るためには、通行手形がないと足すら、踏み入れることが出来ない。
そこで埼玉県と永遠のライバルの千葉県が、通行手形を廃止するために立ち上がり、戦う物語。
主演の麻生麗にGACKT,自治会長に二階堂ふみ、そして脇を固める役者も曲者ぞろい。
映画は面白かったが、こんなおバカ映画は、そうヒットはしないだろうと思っていたのだが、先週公開され、初登場第一位。
しかも公開わずか3日間で動員数24万8000人、興業収入3億3100万円という超メガヒット。
しかもこれだけディスられた埼玉県で、都道府県別興収で東京都を抑えて第一位を記録したのだから、埼玉県の人は懐が深い。
また映画の中で、千葉県と埼玉県の出身者を自慢しあうシーンで、XJAPANのYOSHIKIやキャスターの安藤優子が撮されるが、何と本人たちの了解は一切取ってなかったらしい。
YOSHIKIも、ツイッターで、「なに、これ??許可してないけどまーいいか。」とこれまた、大物らしく寛容である。
この漫画も30年前に書かれたときは、話題にものぼらなかったらしいが、2015年にSNSで火が付き、ここまでのヒットにつながった。
ちなみに主題歌のはなわが歌う埼玉県の歌も、かなり受ける。
何も考えず、楽しめる映画でした。