『 Cast Away』を観た。 | MAGICのブログ

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『 キャスト・アウェイ』のDVDを観た。



あのロバート・ゼメキス監督とトム・ハンクス主演の秀逸なヒューマンドラマである。



トム・ハンクスは他にも、『フォレスト・ガンプ/一期一会』「グリーンマイル』等、穏やかな人間愛を描いた作品にも多く出演している。



運送会社FedExの管理職チャック (トム・ハンクス)は、常に時間に追われ仕事をしていた。



婚約者ケリー(ヘレン・ハント)を待たせ、自社の貨物機に同乗し、運悪く墜落事故に巻き込まれる。



奇跡的に無傷だったが、流れ着いたのは南太平洋の無人島。生き残ったのは彼1人だった。



救助を待ち続けて月日は過ぎ、彼は次第に極限状態のサバイバルに順応していく。



あきらめて自力で脱出するか、それすらもあきらめるかと葛藤し続ける。



ウィルソンと名付けた積荷のバレーボールを人物に見立てて自分を鼓舞し、5年後ついに無人島からの自力脱出に成功する。



だが脱出して社会復帰した彼を待っていたのは、待ち切れず結婚してしまった元婚約者…。




この映画のタイトル 「Cast Away」の英語の意味は、


1)見捨てる 2)時間を無駄に過ごす。 3)漂流する・・・という意味がある。



もちろん、この映画の主題となっている意味は、3)漂流する・・で無人島でサバイバル生活を強いられたこと。



しかし、飛行機の墜落事故で、死んだことにされ社会からも婚約者からも、1)見捨てられた・のである。



そして、5年間の無人島生活で、2)時間を無駄に過ごしてしまう。



それまでのチャックは、運送会社FedExでいかに荷物を早く届けるかという時間に縛られた生き方をしていて、彼の口癖は「時間に背を向けることは、大罪だ」ということだった。



この 「Cast Away」の3つの英語の意味を、うまく象徴しているストーリー仕立ては見事である。



僕たちは、文明社会の中で、時間に追われ、時間というものに縛られ、生きていることに改めて気付かされた。



そして無人島に流れ着いた荷物を開封して使えるものは使うのだが、ただ一つの羽根のマークの付いた荷物だけは最後まで開けず、持ち帰るのである。



おそらくは、あの羽根のマークの付いた荷物は、『希望』の象徴なのだろう。



あの荷物を必ず、生きて帰って届けるということが、唯一の生きる意味だったのだと思う。



そして荷物にあったバレーボールにウィルソンと名付け、ずっと友達のように話しかけるのは、孤独との闘いで、唯一正気を保つのに必要だったのだろう。



人は決して一人では生きられない。



だから、いかだで島を脱出し漂流している時に、ウィルソンが流されてしまい、「I‘m sorry,Willson!」と悲痛な叫びで呼ぶシーンは感動的だった。



この映画も、「生きる」とは?「孤独とは」?「愛」とは? いろいろ考えさせられる秀逸な映画である。



実は僕が映画会社に勤めていた時、ある映画の舞台挨拶にトム・ハンクスが来るはずだった。



ところが、この映画の撮影で体重が25Kgも減って、頬がこけて、別の映画のイメージを壊すからという理由で来られなくなったことがあり、思い出深い映画でもあるのだ。



それと無人島で5年間、婚約者の笑顔だけを想い、ようやく生き延びたのに、婚約者はさっさと結婚してしまっていて、子供までいる事をしり、身を引くチャック。

女性のほうが、恋愛に対しては切り替えも早く、逞しいのではないかと思えてしまう。



前回、書いた「華麗なるギャッビー」も、一途な男の「純愛」が根底にあるテーマだった。



結局、両方の映画とも、究極のテーマは『男はつらいよ!』だったのかな。


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