また涙が流れてきた



「美羽?大丈夫か?」




「あたしもね、きっと健斗のこと



好き、なんだと想う



でも今まで好きっていう感情が


わからなかったから


今でもわからないの




一緒にいたら、気付けるのかな?



あたしにでもわかるのかな?



健斗と一緒にいたいって気持ちは



ずっと一緒にいたいって気持ちは




好きってことでいいのかな?」







――――



「それは俺にもわからない



けど、2人で見つけていくことは


できるんじゃないかな




俺、美羽を幸せにしたい


俺がいることで、美羽が幸せだと想ってくれるなら




俺はいつでも美羽のそばにいるよ



離れないからさ」