あっ、今朝はブログ見れない。


なので、黒い弾丸の思い出を。

今から12年前、
三重県津市のアパートに住んでいた。

部屋はワンルーム。
周辺は田んぼ、春から初夏にかけて
カエルの唄が聴こえていた。

夏になり、徐々に稲が刈られていくと、
住み処をなくした生き物たちが
勝手に居候するようになった。


そんな時期に奴はやって来た。

しばらく姿は見せなかったが、
真夜中にガサゴソと物色している足音は
日増しに増えていった。

そこを引っ越すことになった。
引っ越す先は百メーター先。

同僚に引っ越しを手伝ってもらい、
しばらくはアパートと新居を
荷物の移動で往復する日々が続いた。


ある夜、ほぼ荷物の
なくなった部屋で整理してると
背後から例の足音が。

振り返れば奴がいた。

今までに見たことのないデカさ・・・

黒光りした奴はまさに重戦車。

「ヤッテやる!」
若かりし自分は血気盛ん。
新日の若手のように
外敵は自分で守れ!


右手にコックローチ
左手に丸めた新聞紙。
その様はまるでスパルタガス。


奴も軽快なフットワークで
撹乱する。


コックローチも徐々に
ヒットしてくるが、
農薬を耐え抜いてきたボディには
なかなか有効打とならない。


何分経過したかわからない。
ただ、奴も動きが鈍くなり、
黄金の左を何発か撃ち込んだ。


しばらく触角をピクピクさせてた奴が
完全に止まったとき、
30分は経過していた。

へなへなと座りこみ冷静になると
部屋中のコックローチ臭と
ベトベトの床、
そして横たわる残骸だけが残された。



「相手にしなきゃよかった・・・」