中国情勢

　中国の株が暴落中の中、政府の介入などいろいろな策を講じて下支えしようという試みがなされています。
　その上で昨日の株価は５％上昇となりましたが、この乱高下に日本株も大きく引っ張られています。
　日本の産業の１次生産部分は中国に頼っているところが多いことと、中国市場に大きく食い込んでる大企業も多いので、中国が風邪をひけば日本も熱をだします。

　そして前にも少し書きましたが、中国はいまバブルが弾けて不動産の暴落がおきています。そのうえ政府が指標をコントロールしているため、実数値はほぼブラックボックスの状態です。
　さらにいまや中国では富裕層を中心に株をやる人が多く個人投資家が活発に売買をして、ここ数ヶ月で市場は数倍に膨れ上がり２０兆円位の規模となっているため、政府でちょっと下支えしたところで焼け石に水のようです。
　実体経済からはかけ離れた数字ですので、いまは中国政府があの手この手でバブルを緩やかに着地させようとやっきになっていますが、なにかの小さいきっかけでさらに大暴落がおきかねないかなり危険な状態です。
　個人的にはユーロに守られてるギリシャより危険な状態だと思っています。
中国が危機に陥れば日本株も危ないので、しっかりリスクヘッジしたいところです。