相場の向こうには取引相手がいるということを常にいっていますが、これはどの市場でも同じなので、そこを抑えるとどの相場でも通用するようになります。

ただし市場の特性、季節性など、割とおざなりにされがちな点もしっかり考慮してフィットさせるとやりやすくなるのではないでしょうか?

主に株、先物などは季節性、特性が出やすいように思います。
為替はもっと短い時間単位の特性があると思います。

例えば為替だと、アジア時間帯ではレンジ相場になることが多いというのはよくいわれていることだと思います。または米の2:00~4:00の間はボラティリティが落ちます。
または年末はボラティリティが著しく落ちて、スプレッドが拡大しやすいといったリスク。
夏場と冬場の原油市場のボラティリティの違い。株はもちろん企業の決算時期や権利日。など。

 参加している方ならどなたでもある程度は理解されているとは思いますが、
特性、季節性が自分のトレードスタイル、システムにどういう影響を与えるか?といった点を掘り下げて落とし込む必要があります。


 もちろんそうなりやすいというだけで確実になるわけではありませんので、それらの傾向範疇からかけ離れた相場の動きがあった場合はファンダメンタルの大きい変化があったと見て、警戒したほうが良いでしょう。
 こうした要因での急激な変動はいわゆるコツコツドカンを生みやすく、トータルをマイナスにしてしまうリスクが高くなりますので、そういった相場は参加しないほうが良いと思っています。

 後で「たられば」の話をするのは禁物です。