草木も眠ると評判の丑三つ時を大幅に過ぎてしまいました。もう明るいぞッ!
ヘブンズ・ドアーです。
さて、今回は前回の続きです。
悪霊や怪異と戦うために、悪霊とは何か?を分析してみましょう。
敵を知り、己を知れば百戦危うからず
情報は最大の武器ですからね。
ここで諸注意を
これから記す事柄は全て私の個人的な価値観であり、大いにネタ成分を含んでおります。
当記事を読んで不快になられても、もしくは何らかの悪影響が及んだとしても一切責任は負いかねますので、ご了承いただける方のみご閲覧下さい。
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さあ、準備はよろしいですね
「悪霊」とは何なのか。宗教に当てはめると色々とややこしくなるので、ここでは多少強引に定義してみます。
私の考える「悪霊」とは
「生きているものに敵意を持ち、殺傷行為、迷惑行為を行う、命無きもの」
ざっくりとしていますが、大体の方の感覚とは合うのでは無いでしょうか。
「怖い話」が怖い という方は、やはりその類の話に感化され、「悪霊」どもと、万が一波長が合ってしまったらどうしよう。という部分を恐れるのでしょう。
ちなみに、科学的知識の乏しかった古い時代においては、人々が現象の原因がわからず、とりあえず「霊」や「神様」の行いだということになっている事がほとんどです。
例えば、「落雷」というものは簡単に説明すると、積乱雲の中で、氷の粒が接触することにより静電気が発生、その量が雲に内包出来る量を超えたために雷となって地上に落ちる、というものですよね。
しかし、そんなメカニズムを知らない昔の人々は「雷神」の仕業であると考えたわけです。
それも洋の東西を問わず。
日本では俵屋宗達の「風神雷神図」の太鼓を背負った雷神様が有名ですね。
北欧神話の雷神トールなども有名です。
悪霊にしても、その実態はほとんど生きている人間達によって都合の良いように生み出されているのでは、と私は考えます。
例①:「あ、あの場所へ行ってはならん・・祟りが、祟りがおきるぞ・・・。」
なんだか、ロールプレイングゲームなどで、老人に言われそうなセリフですね(笑)。
このパターン、都合の悪いことを隠すために、祟りや悪霊の恐怖を隠れ蓑にしているだけ。
という実態が多かったのではないでしょうか。
『附子』(ぶす)というお話がありますね。
「附子という猛毒が入っている桶には近づくな、空気を浴びるだけで死んでしまう。」
と主人に言われていたものの、恐る恐る桶を確認すると中身は砂糖だった。
まさにこの状態だったのでは、と思います。
例②:酒呑童子
権力者の威光を知らしめる為に利用されたパターン
霊や妖怪を一括りにしてしまうのは多少乱暴な気もしますが、超有名なお話として
「大江山酒呑童子」の話がありますね。
安部晴明、源頼光、藤原保昌といった有名人の出るお話です。
一言ですませると、悪い鬼を退治するお話。
実際のところは盗賊の退治や、疫病の蔓延などをどうにかした話なのでしょう、しかしこうして妖怪退治の話になることで現在までも有名な話として残りました。「偉業に肉付けを行った」のだとしたら、非常に上手くいったパターンですね。
なお、酒呑童子を切った刀は「童子切安綱」として、日本でも1、2を争う名刀とされ、天下五剣、及び国宝にまで指定されています。
切れ味の良さも凄まじく、六つ胴(6体の人体を重ねて一振りで断ち切れる)とされ、名刀なのは間違いないでしょう。人によってはこちらの刀の方が有名かもしれませんね。
例③:もったいないおばけ
こどものしつけに利用された(る)パターン
ふすまを中途半端に開けると、そこから霊が覗き込んでくる。
布団から足を出していると、夜中に足を持って行かれる。
もったいないおばけ。
マナーのある人間に育てるために生み出された霊達ですよね。
子供が泣いて怖がり言うことを聞けば、子育ても少しは楽になることでしょう。
まあ、布団から足を・・・の話は、暖房設備や家のつくりが貧弱だった時代において、寒さの強烈な地方では、あながちウソでは無かったのかも・・。
例④:雪女
自然の怖さを説明するパターン
このお話はほぼ間違いなく雪山の脅威の具現化。でしょう。
海にまつわる怪談が多いのも、やはり危険と隣り合わせだからでしょうね。
だいたいこんなところでしょうか。
これらの話は我々人間が何かしら「得」するところだったり「教訓」となるものが含まれています。
これらのお話の悪霊と戦うとするならば、それらはすべて、「知識」と「備え」でなんとかなるでしょう。
(あくまでも私の解釈通りなら、ですが)
しかし、そうでは無い例外の存在として
ただただ憎悪をまき散らす悪霊
のお話も最近ではありますよね。井戸から出てくる女の人とか。
大抵は創作なのでしょうけど、そこに恐怖が存在するのも事実。
長くなってきたので今回はこのへんで。
次回はいよいよそれらとの「実戦」のお話です。