携帯を使ってPPPでのデータ通信の検討をしました。
AUとDoCoMoで画像伝送に携帯を使う場合の検討をしてみました。

AUの場合はパケット通信のみがサポートされており、TCP/IP通信のためには携帯がDDIのサーバに
接続する仕組みが必要になります。
携帯がDDIサーバに接続して回線が接続された状態で、もう一方のクライアントがインターネット
回線または専用線でDDIサーバに接続する必要があります。
クライアント側はAUのサーバと接続するためにIISのようなサーバとクライアントの両方の機能が
必要になり、指定されたHTTPプロトコルで通信する部分の作りこみが必要になります。
クライアントから携帯への接続は事前に携帯の回線を接続する仕組みが必要で、センタープッシュ
サービスが用意されています。
KDDIのサーバとの接続は専用のFR/IP-VPN網での接続が必要になります。

 ずばり高価です。 
また、画像などの大量のデータをパケットで送るとものすごい金額になります。

一方のDoCoMoはどうかというと、FOMAによるパケット通信と64K回線交換によるデータ通信の2種類が
用意されています。
テレビ電話は回線交換でやっているようです。
画像をパケットで送るといかに高いかってことでしょうか。
64K回線交換によるデータ通信ではISDN網とPPPで接続できます。
これは既存の設備が利用できて結構メリットがあります。
携帯側の機器でPPPでTCP/IPを処理できればこの方式がベストでしょう。
パソコンならもちろん簡単にOKですね。
回線交換でも通信費は本当に高いですね。

パケット代はAUの方が安いのと、北海道では僻地のつながりはAUの方が上なんでAUにももう少し
頑張ってほしいですね。
パケット通信はコスト面から、まだこれからでしょうかね。

FOMAも基地局の増設を頑張っていますが、仕事で使うにはまだまだエリアが狭いですね。

ちなみに今回検討したのはNTT回線がつながらない僻地でのネットワークカメラの接続のためです。

現状、やっぱりつながる範囲ではDoCoMoですねぇ。
ちなみに私の個人携帯はFOMAです。
仕事はPHSです。通信費安いですから。それと回線接続PIAFSがやりやすい。
あまり使っていないですけど。