さてさて、ヨーロッパ周遊記、最後となりました。
そもそも福岡の飲みブログだったこのブログなのに
ずーっとヨーロッパの話ばかりで飲みブログの読者だった皆様にはご迷惑をおかけしました滝汗
 
お付き合いいただきありがとうございます
 
前回のブログで無事にフランクフルト空港に着いて、普通はこっから機内食のレポートあたりで終わるはずだったんですが…
 
フランクフルト空港で出国審査を終えて
免税店でお土産を買ってたらなんだか異変が…
 
寒気がするんですね滝汗
そして喉が痛い…チーン
腰も痛い…笑い泣き
 
そもそも人様より大きな大きな扁桃腺持ちで
季節の変わり目にはどでかく腫れて高熱を出してくれる私の扁桃腺。
 
まさかここで腫れ出すとは…
でも何事もなかったかのようにキャセイパシフィック航空の機内に入り、
でもやっぱ痛かったので痛み止めを飲もうと
「お水下さい!」って言ったら…
「なんで?」ってCAさんに聞かれたので
「薬飲みたいから」って正直に伝えたら
なんと…体温計持って現れた。
(しかも水は持ってない…滝汗)
 
熱を測ると38.5度くらい。ポーン
 
その途端、CAさん達の態度が変わり
「空港スタッフと打ち合わせが必要だから」
と飛行機の入り口で立ったまま待たされることに…
(あの風がピューピュー吹いて寒い所)
 
そこからが長かった…
めっちゃ寒いあの入り口の所で
空港スタッフとCAさん達がなんやらかんやら話をしている間ずっと立って待たされて
30分くらいは立ってたなぁ…
 
どうやら私、飛行機から降ろされるみたい…
と段々と気づき始めてきて
「え?私帰るよ!びっくり
と慌てて伝えるも、
「まだまだ便はあるから、病院も連れてくから、次の便に乗って帰りな」みたいなことを言われて
「いやいやいや…バファリン飲んだら熱くらい下がるから!」
としばらく揉めて
 
結論!
熱がある人は、医者からOKの書類を貰わないと飛行機に乗せてもらえないらしい。
 
というどうしようもない事実を伝えられて
渋々飛行機を降りる。
相方も英語で「あんたは帰ってもいいけどどうする?」って聞かれて、残ってくれました。
 
そこからは、乗るはずだった飛行機が走り去って行くのを見送りながら
ゲートで待たされる。
ここがまた、寒いの。。。笑い泣き
 
20分くらい待ったら
車椅子を持った空港係員さんが来て
空港内の病院に連れて行ってくれました。
 
これはすごいなって思いました。
フランクフルト国際空港には、
カスタマーサポートが充実していて
病院連れて行ってくれたり
英語からドイツ語への通訳なんかもしてくれました。
 
車椅子に乗せられると急に自分自身も病人みたいな気分になってこんな感じ
 
 
そして病院着いてからも長いの!!
なんか色々書類を見せられて
ドイツ語ばかりでよくわからん分にサインをさせられることになって
通訳してくれる英語もよくわからなくて
もう泣きそうになってた所で
救世主きたる!!
 
ドイツ語英語ペラペーラのコースケ君が
ミュンヘンに帰るのを途中で引き返して
フランクフルトまで来てくれたのですラブラブラブ
 
相方がずっと連絡を取ってくれていたみたい。
やっと書類の意味がわかって
どうやら治療にはお金がかかりますよって言う
日本では当たり前のことを承認するための書類だったようです。
 
そして、日本に帰りたいんだったら
「熱があっても大丈夫!私平熱高いの!ってPRすればなんとかなるやろ」とアドバイスもらって
ドキドキしながらハイテンションで診察を受ける
 
まずは熱を測る
 
ん???
 
お医者さん、体温計壊れてるかもって言って
もう一回体温計持ってきて測る
 
「てるこさん、39.9度あるけどマジで大丈夫???」
 
ゲローゲローゲローゲローゲローゲローゲローゲロー
 
なんでやポーン
 
きっとあの寒すぎた飛行機のせいだ...
こんな熱出したことないわ
 
ってことで、もう逃げられませんね。
ドクターから「こんな熱で飛行機には乗せるわけにはいかないから、明日の飛行機に乗れるようにがんばろう」
と言われて、一気に緊張が取れてへなへなへなー
 
そこから半入院です。

 

 

 

さすが医療大国ドイツ!

なんかよくわからん点滴をたっぷり5本!

ドクターが面白い人で少し救われた・・・

 

「待合室に日本人の男が2人いるけどどっちがボーイフレンド?」って聞かれて

「日本語しか話せない方」って言ったら

相方の名前を呼んで病室に入れて「ほうら!これで寂しくないちゅー」っていうくだりは本当に面白かった

 

コースケ君一人にするとか、申し訳ないやんか!

そしてどっちかっていうと、現地人のコースケ君と打ち合わせしたいってことで

結局3人病室へin

 

点滴1本目でだいぶん気力が取り戻せたら

やらねばならぬことがたくさん!

まず最優先なのは、保険会社とのやり取り。

この海外旅行での治療に関する保険会社とのやり取りに関しては

長いお話になって、そして、とても大事な話になるので別で記事を書きますね!

 

そして航空会社とのやり取り

私たちのスーツケースどうなってるの???

これは、コースケ君がキャセイパシフィック航空の空港係員と話してくれて

カウンターで受け取れるということを確認してくれました。

 

5本の点滴が終わることにはもう18時頃(計5時間くらい病院にいた)
帰るころには37度台まで熱が下がってて(ドイツすごすぎ!)
また翌朝病院に来て熱がなかったら飛行機に乗れる書類を書いてくれるらしい。
 
もらった処方箋をもとに薬屋さんへ行く。
これは、空港のカスタマーサポートさんが病院から連絡を受けて車いすで迎えに来て連れて行ってくれた。
そしてキャセイのカウンターへ向かってスーツケースを取りに行くと
私を飛行機から引きずり下ろした・・・いや、対応してくれた方々が・・・滝汗
 
「あのー。昼の飛行機に乗れなかった日本人ですけどぉ・・・」っていうと
明らかにぎょっとした顔で「元気そうだね・・・」となんかよそよそしい。
「うん。熱は下がって元気になったよ」って言うと
「まさか夜の飛行機に乗りに来たの?」と言われてぎょっとしているのが理解できました。
だって夜の便の出発時間まであと45分くらい!
ここで私が「夜の便に乗る!」って言いだしたらめっちゃ仕事頑張らないといけないもんね。
 
「明日の朝病院で熱が下がったら昼の便乗っていいってドクターが言ってた」と伝えると
急に安心して笑顔になって
「じゃあ明日の便のチケット発券しとくよウインクでもドクターの書類忘れないで見せに来てね!」って言って
チケットを発券してくれました。
 
実は、帰りのチケットをまた購入しなおさないといけないのかと思って
ものすごくおびえていたけど怖くて聞けなかったから
このチケットをもらえた時は、ホッとして震えたーデレデレデレデレデレデレデレデレ
 
旅行会社に勤めているからわかるけど
普通は自腹で購入し直しです。
未だに何で無料で席を用意してくれたのかはわかりません。
(私が飛行機の中で降りるとは一言も言わず、無理やりおろされたというのも関係してるかも)
 
涙が出るくらいうれしくて
カウンターのお兄さん「じゃあ、お大事に」ってカウンターを閉店しようとしたので
「?・・・私の荷物ここって聞いたんだけど・・・」っていうと
またギョっ!!!っとした顔
 
私の荷物、さてはどっか行ったね・・・ニヤニヤ
 
でもいいんです!このお兄さんには、チケット発券してもらったから!
「もしないなら明日の飛行機に乗せててくれる?」って言ったら
業務時間終了間際だからめっちゃ嬉しそうになりました。
私としても大きな荷物を車いすで運ぶのは大変なので助かるのです。
 
そして、病室からネットで予約した
フランクフルト空港直結のこのホテルへ向かいます
 

 

素敵でしょう???
ヒルトンホテルです・・・
最寄りがヒルトンかシェラトンしかなかったんです
宿泊料金・・・?そりゃ高かったですよ!
 

 

 

ホテルのチェックインまで空港の人がついてきてくれて

チェックインの手伝いまでしてくれました。

また明日9時半にホテルまで迎えに来てくれて

病院に連れて行ってくれるそうです。

 

なんて親切なんだ!フランクフルト空港!

 

そして寝るだけの日に限って

高級ホテル!もったいない!

 

 

 

 

 

そして、少し元気になったからでしょうね

急にお腹がすいてきました。

体調悪くても何か食べないといけない、そんな時と言えばおかゆやおじやですが

ドイツではこれしか選択肢がありませんでした

 

ホットドック・・・チーン

 

 

 

プレッツェル・・・チーンチーン

のどがびっくりするくらい腫れてるのに

飲み込みにくいものしかないじゃないか!

 

 

 

お茶なんてありませんよ!

世界のコカ・コーラチーンチーンチーン

 

毒がはけるのも、熱が下がったおかげですね

薬屋さんでもらった、外国規格のデカさの薬を飲んで

(何のどういう薬かわからん・・・)

 

 

次の日、お迎えが来て病院へ

熱は36度台!!!!

先生も「日本へお帰りー!!!!いえーい!!」

最後までノリの良い先生でした。

 

この病院ともおさらば。

色々世話になったね。

看護婦さんはめっちゃ怖かったけどね。。。

 

 

 
そんなこんなで無事に飛行機に乗れて
機内食も楽しんで
1日遅れて香港経由日本へと帰ってきました。
 
ずっと付き添ってくれた相方、途中折り返して帰ってきて、その後一人5時間のドライブでミュンヘンまで帰ったコースケ君
みんなみんなありがとうな経験でした。
 
病院代は保険で何とかなりましたが、
全部で5万円くらいクレジットカードでお支払い
ホテル代も2万円くらいクレジットカードでお支払いでした。
 
皆様も海外旅行の際は、くれぐれも
海外旅行保険の加入と、wifiを持って行った方がいいですよ
そして、代わりに日本から対応してくれる家族が必要です!
 
ちゃんちゃん