アムラプラに引き続きブサキ寺院。
ここはバリ島 ヒンドゥーの総本山です



神聖な場所なのにも関わらず
結構アグレッシブな物売りがやってくることで有名な場所です。


アディ「小さい子供たちが花を持ってくるけど、決して受け取ってはいけないよ。」

なんと、その花をもとに親がたかってくるそうです。

そういえばタイに旅行に行ったとき、ラオスとミャンマーの国境までいくツアーに参加した時に
同じようなことを言われた気がします。

あの時は一緒に参加していたイギリス人の若夫婦が
小さい子供たちの物乞いに囲まれて、いたたまれなくってコインを渡してしまい
ますます子供たちに囲まれて大変なことになっていました。

子供たちに渡したコインは
日陰で休んでいる親の元に集まっていました。

もともと仕事がない上に
マジメに働くよりも、こうしたほうがお金が得られるから
ますます労働に対する意欲がなくなる。

そういう親の姿を見てきた子供がどんな大人になるか…。
経済格差が生んだ、悲しい現実でした。



そういうことを思い出していると

既に母の手に花が…。


ガビーン


れい「あ、いつの間に…。」

アディ「大丈夫、下に落とせばまた拾うから。」

(美しい花が一年中あちらこちらに咲き乱れているこの島では
 もともと花を売り買いすることなんてなかっただろうに…。)



アディ「あと、テルはその格好じゃ入れないからこれを巻きなさい。」



確かに、その「ぴらぴら」のミニスカートでは入れないでしょう。
(アムラプラにて↓。)



それにしてもアディはすごい。用意もよすぎです。
彼が付いてくれるだけで、とっても安心です。




黒い石造りの寺院は火山の石で出来ています。
石像に生えているコケが歴史を感じさせます。
これを切り出してきたことだけでも大変な苦労です。

しばらく寺院の周りをうろうろしていると
華やかな集団が歩いてきました。
よく見ると、お供え物をたくさん持ってきています。



(おまつりかなぁ?)

アディ「あれは、お祭りじゃないよ。参拝に来たんだ。」




日本で言う法事みたいなものでしょう。

それにしてもココはたくさん歩きました。